年末年始で気づいたこと

年末年始、実家に帰っていました。

本当は一泊の予定だったけど、結局三泊したら、
なんだか色々見えるものがあったのでメモ。

一日では気づけないけど、実家に住んでいた時は感じていたこと。

私の家族は仲良しで、よく外でご飯も行く、
私たち子供が成人してからも家族旅行もしてたし趣味の話もするし、
確執とかは全くない。と思う。

でも、私の家族はみんな正直で、
思っていることを表に全部出す。
嬉しかったり、話したいことがあると、
他の人が話していても全員が話しだして止まらないし、
誰かが楽しかったらみんなで共有する。それはとても良いことだと思う。

でも嫌なことも隠さない。
不機嫌だったらみんないるリビングでため息をつくし、
体に不調があったらずっと大きな声で「痛い」と言う。

私はそれが辛かったんだった。

私は自分に嫌なことがあっても、出したくない。
自分が嫌な気持ちなのに、自分の態度でまた誰かを嫌な気持ちにしても、
私が楽になるわけじゃなく、嫌な気持ちになる人が増えるだけだから。

どんなに近い人でも、家族であっても、全部を言う必要はないと思うし、
嬉しかったことでも、自分の中だけにとっておきたいこともある。


家族は、特に母親は、全部言ってしまう人だ。

昔母親に言われた
「お母さんは、本当はお母さんとか向いてないんだよね」って言葉。

別に重々しい会話なわけでもなんでもなかった。
何かして欲しいことをしてくれなかったとか、私が文句を言った時に
軽くそう返されたんだったと思う。
「子供を生んだのも興味本位だよ」って言葉の後に「でもいい子が生まれてよかったよ」って優しい言葉もついていた。

でもずっと私の中に残っている。
そんなこと言われて、子供はどうしたらいいんだろう。
ずっと考えたけどわからなかった。


祖父の葬式で倒れてしまった祖母に、
「あの人は末っ子だから。倒れれば誰かやってくれると思ってる」って言葉。

私は兄がいて末っ子だから。自分に言われてるみたいだった。


謝らない母親と、家族の誰かがぶつかった時、
適当な言葉を投げて、空気を柔らかくすることにずっと気を遣っていた。

「バカだから重い空気に気づかないふりして、バカなこと言ってたら和むし、自分も辛くなくなるよ」って。昔誰かに話してた。

でもそういう昔は意識的にしてたことが、最近はもう無意識になっていて。
今回の帰省でもご飯中嫌な空気になった時に、また変なことを言ったら

「あなたはいつもそうやって、なごまそうと努力してくれるよね」

って言われた。

そう言われて嬉しいというより、
あ、和ませようするの、疲れるのに、
もう無意識にやってしまうようになってたんだ、

本当はそういう尖った言葉、聞くだけでも嫌なのに
気づかないフリし続けてるんだって、わかってしまった。


気づかないフリはどこまで自然にできるようになっても「フリ」でしかない

「嘘はつき続けたら本当になる」って思ってたけど
フリっていうのはまた違う気がするな。だって嘘つききれないからフリしてるんだもんね。


疲れてしまう帰省だったけど、
実家を出た理由を思い出せた気がするし、
距離がある方が仲良くできる家族だから、
これからも付かず離れず平和でいたいなあと思いました。


自分のメモすぎるね。笑

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