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制限のなか、ゆるりと生き抜くカスイ的算段

本文は、新型コロナウイルスに関する内容に触れます(有益な情報を流す媒体ではありません)ので、罹患されている方など、ご自身の体調に合わせて読まれることをおすすめします。

自粛、自粛、日に日に増える感染者数、大型イベントの中止要請、時期遅れに感じる政策発表、怒る市民、買い占め、そしてまた自粛、自粛、自粛。

疲れてしまった。
ニュースを見ればこれらの言葉が交わされている日々。
政府の政策が遅い / マスクの買い占めが横行している / 自粛しろというのに“アルコール消毒“等と言って不要不急に酒を飲み歩く人達がいるなどなど…。
皆がこの非常事態に焦りと憤りを募らせ、様々な媒体や言葉を使って怒りをぶちまけている。
それは私が普段よく見ているTwitterでもそうで、最近は見ない日がないほど、怒りの言葉を目にするようになった。
もう新型コロナウイルスの関連で怒っている人を、見たくなかった。
それほどに、とても疲弊してしまっている。

今時期、皆がストレスを抱えて過ごしているのではないだろうかと思う。
ある日Twitter上でこんな言葉を目にした。
「普段からインドア派だから家にいて困ることはないけれど、出るな、と言われている状況で家にいるのは好きで家にいる感覚とはまた違う。」
言葉は少し間違えているかもしれないが、皆が一様に“自由がなく制限される生活を急に強いられている“状況であるから、やはりこうして〈きつさ〉が生まれ、〈ストレス〉となり、〈他者への攻撃〉になっているのだろう、となんとなく理解ができた気がした。

文章に起こすと落ち着いて書けるのだけれど、さいきんは私も落ち込みやすく、HSP寄りの性格もあって中々きつい日々を過ごしている。

だが一つだけいいこともある。
家て過ごす時間が増えた分、読書量がすこし増えてきているのだ。
(ここにきて物凄く個人的な情報をはさみ込み、読者にクスッと笑っていただこうという算段さ)(なんてね)

まぁまぁ置いといて。

WHOが非常事態宣言を発表し、もう“事態の収束を願う“なんて言葉が他人事だと感じる今時期。
それほどに個々が対策をしていく必要のある今だけれど、〈ストレス〉を〈他者への攻撃〉に変えないために、筆者はこれからも模索していこうと思う。

そして今時期の消えない不安を文章へと昇華させ、この散文を終いとする。

2020.04.04 桐村禾穂

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