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手話イベントを終えて

概要

【2021年11月2日、しゅわわわ!】
この日よる7時から、オンライン(ZOOM)にて「しゅわでうたおう!」をテーマに、初の手話イベントを行いました。
対象は小学生からの小さいお子さん。
必要なのはスマホなどZOOMに参加できるものと、やってみたい!の気持ちだけ。

実際のポスター
喫茶店などに置かせていただき、告知を進めていきました。


とても楽しく、学びも多く、盛況に終えたイベントのことを書き記しておきたい!
その気持ちで文章を書き始めたらゆうに3,000文字いきました。シンプルに驚いた。
最後の方は箇条書きになっていて、案外読みやすいと思います(たぶん)。


イベントのきっかけ

2021年、9月8日。
手話の個人レッスン体験をしたココナッツさんから、「手話のイベントしません?」と声をかけていただいた。

ココナッツさんと私は共通の友人がおり、その方を通してご縁がつながった。彼女は大学4年生で、福祉について学ぶなかで手話にも興味を持ったのだという。そして学生から社会人までも参加するコミュニティの企画者でもあるのだ。

そしてその際にわたしの手話に対する思いにとても賛同してくださっていたため、彼女の“手話のイベント“という提案も、とても面白そうだ、乗っかってみたい、と素直に思ったのだった。
いま思えば、普段、私がひとりで個人レッスンをしていたら思いつかない企画だなぁとも感じる。だからこそ、面白そうだと感じたのかもしれない。

二つ返事で「イベント、やりましょう!」と回答をし、概要の一部のみを決め、日を跨ぐほどの時間に差し掛かっていたため、この日は一旦終了した。

企画メンバー

ココナッツさんとのミーティング中、「このイベントに興味のある人がもしいたら入ってほしいね」という会話になった。
SNSで呼びかけ、そうして企画に参加したのが「おりひめくん」。
ココナッツさんと同じ大学に通い、子どもやしょうがいについての興味や思いがあり、それでいてとてもやわらかな雰囲気をもつ。
そのやわらかな雰囲気と手話初心者であることを武器に、ミーティングにもどんどん馴染み、この3人で企画を進めていくこととなった。
(ちなみに“おりひめくん“の名前の由来は星乃珈琲店のおりひめブレンドをよく頼んでいたところから、友人に呼ばれ始めたということらしい。おりひめくんと星乃珈琲店、穏やかな雰囲気がめちゃくちゃ合うな)

ミーティングを重ねて

ミーティングをする中でまず決まったのは、①“ちいさいお子さんを対象にしよう“ということと、②“手話で歌をうたうこと“をメインにしようという、この2つだった。
①“ちいさいお子さんを対象に“というのはココナッツさんの提案で、②“手話で歌をうたうこと“をメインにするのは、私の提案だった。
なぜ手話うたをテーマにしたか、という部分なのだが、Instagramでフォローさせていただいているyossyさん(yossy☆MOVIC Performer)の手話うたについての発信がとてもすてきで、何かコラボさせていただけたらなぁ、yossyさんをお手本に、同じように撮ってみたいなぁ、など、ずっと考えていたからだった。

https://instagram.com/yossymovic?utm_medium=copy_link

それにココナッツさんも乗ってくださり、3人で何曲か選び、やってみて、これは難しい、これは言葉が優しくていい、など意見を出し合いながら候補を絞っていった。

企画の中で、それぞれが初めて/または勉強しながらチャレンジしたことがある。
私は、ポスターの作成。
おりひめくんは、Googleでの応募フォームの作成。
ココナッツさんは、上記の応募フォームをQRコードに変換。
そして、他にも分担しながら、それぞれが(なるべく)同じ比重となるように、進められたと思う。
2人がいたからこそだと思う。これらはとても感謝しているポイントでもあり、嬉しかったことのひとつだ。

数えてみたところ、ミーティングを重ねた回数は合計8回。1ヶ月と少しの間で週に1回〜2回行っていたこととなる。
それぞれ話していると段々と会話は深いものになっていき、最後はそれぞれの悩み、そしてしょうがいと教育に関する問題点にも触れていた。何か、いまの自分たちにできることはあるだろうか。企画のメンバーに一貫してあったのはこの思考だったと感じる。
そしてそう考えた結果、〈手話×うた×ちいさなお子さん×イベント〉という形が、今回の最善であり最高な企画だったのだろう。

本番を終えて

2021年、11月2日。
初イベントの結果は、端的に言って大成功だったと思う。
今回の参加は小学2年生から中学2年生までの、合計4名。(うち途中参加の方が1名。元々参加予定だったのだが、予定が被り、先約を終えた後参加をしてくださった。)

ただし反省もあり、よかった点も詳細に書き起こしたいためここに記載していく。
(ここから記録要素が強く、箇条書きになります。)

よかった点
◯参加してくれたうちのお2人が発言を多くしてくださり、とても嬉しかったし助かった。

◯自分たちの自己紹介、つかみを準備していたのがとてもよかった。
実例)企画のうち1人の名前欄を「?」としておき、3択のクイズを出した。
実例)「実は……」という言い方で名前にまつわるエピソードを入れる。
実例)手話で自己紹介。

◯気持ちが乗るような選曲をできた

◯時間配分や、休憩の配分もばっちりだったかなと思う。

◯曲の練習を何度もくりかえして、だんだんと早くしたのがよかった。

反省点
◯休憩の時間、全員がマイク・カメラともにオンのままだった。企画のメンバーから優先してオフにしたら、参加の皆さんもオフにしやすかったと思う。

◯選曲(2曲提示し、参加者に選んでいただいた)について、2曲とも小学2年生のお子さんは知らなかった。前もって「普段どんな曲を聴いているの?」と参加メンバーにヒアリングすると防げると思う。
※参加者からご意見をいただいた

◯参加者について、小学2年生が2人(1画面)、小学5年生が1人(1画面)の状態で進んだこともあり、5年生くらいの子がもう1人いたらもっと楽しめたのではと思う。
※参加者からご意見をいただいた

◯今回行った「踊(adoさん)」はやはりテンポが速いため、今回少し難しいポイントもあるように思えた。

次回について
◯次するとしたら低学年(小学1〜3)、高学年(小学4〜6)や、小学生と中学生で分けるのもありかもと思った。

◯“手話での会話をする“ことや、“ろうの方と話す“ことがテーマになると、小学生高学年からがいいような気がする。

まとめ

まずはここまで読んでくださってありがとうございます。

初の試みである手話のイベント。
終えて時間が経った今でも、やはり一番考えるのは企画メンバー、そして参加のみなさまへの感謝の思いだ。そして、「楽しかったなぁ」と、ふいに口から出る。
元々は企画の才・ココナッツさんとのご縁・提案から始まったわけだが、そこからおりひめくんも加わり、一気に現実味を帯びたし、形にしよう!という思いが一段と強くなった。

ココナッツさんは、イベント企画に不慣れな私とおりひめくんをまとめるのがきっと大変だったと思う。また、上記の「応募フォームをQRコードに変換(目次:ミーティングを重ねて)」の他に、タスクの分担、ポスター写真の撮影、ガントチャート作成、当日の司会など、ココナッツさんだけに担わせてしまったことが多かったように感じる。ごめん。そしてほんとうにありがとう。(ここは個人的な反省ポイントでもある。)

おりひめくんは、いくら序盤だと言えど、イベントの企画に参加するのは大きな勇気が必要だったと感じるし、毎回のミーティング、そして当日と、企画メンバーの中で一番緊張する立ち位置だったのではと思う。そんな中、初めて触れる手話での自己紹介もすぐに覚え、新しいタスクへの挑戦(目次:ミーティングを重ねて)、そして当日と、果敢に向き合ってくれた。ほんとうに助かった。ありがとう。(そして序盤でもっと緊張をほぐせていたら、とも思う。ここも個人的課題だ。)

そして参加してくれたMちゃん、Rちゃん、Yちゃん、hちゃん(順不同)
みんなに関しては、とても個人的な思いになることと、それぞれにお伝えしたい(またはお伝えした)ことであるため、割愛させていただくこととする。

そして、
【これからも個人だけでなく、イベントとして団体にも教えていけると思う。】
というココナッツさんの言葉と、
【定期でしません?お金とっていいと思う。】
という参加のみなさま(お母様)からいただいた言葉は、きっとこれからも手話に関わる上で忘れない言葉になると確信しています。

ほんとうにありがとうございます。
またいつか、何らかの形でぜひお会いしましょう。
「しゅわの世界の敷居を低くしたい。」
そんな思いをもとに、手話✖︎ライターとして今後も活動していきます。

では、また。🤟

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