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精製塩のもよう

 水彩に塩で模様を作る技法がある。できたら家にある塩で対応したかった。

 いま家で食用に使ってるのは高知で買った室戸海洋深層水の塩。カツオのタタキにつけると美味い。それでやるとさっぱり上手くいかなかった。


 いいねん、塩なんてやらんくても。塩なんかなくても水彩はできるねん。

 でも、すごく塩の模様をやってみたいモチーフが見つかった。

 仕方ないから、スーパーに精製塩を買いに行った。


 できたらテーブルソルトくらいの小さいやつが良かった。でもそれが精製塩か分からない。塩化ナトリウムの割合が99%以上だと、精製塩ということになるらしい。

 本当だろうか…?はっきり「精製塩」って書いててくれないと、私は分からない。

 はっきり「精製塩」と書いてあるのは、1㎏入りのやつしかない。水彩用だとしても料理用だとしても、そんなに大量に塩があっても困る。困るけど、精製塩がどれか分からない私には、これしかない。


 結果的に、この紛れもない「精製塩」でとてもかっこいい模様ができた。(水彩紙はウォーターフォード)

 中身の塩はシンプルなジップロックに移し替えた。水彩専用にする。見た目が画材らしくなった。   




追記

塩の模様の上に色を重ねると、模様が溶けて消えてしまいました。

慌ててもう一度重ねた絵の具の上に塩を振りました。

水が完全に紙に染み込むぎりぎりの手前で振った為か、最初より細かい雪のような模様になりました。


 理想は塩の模様が下地として残ることなんですが、要研究みたいです。

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