絵の具メーカーのパンフレット
好きな透明水彩のメーカーは、ウィンザー&ニュートンとシュミンケです。
その2社のパンフレットを持ってます。地元の画材屋さんでもらいました。
無料です。無料なのに、書店で売ってる技法書や絵の具関係の本より情報が濃いです。
ウィンザー&ニュートン 透明水彩一般についての説明や、絵具の開発についての紹介が多めです。
シュミンケホラダム 絵の具1色1色についての説明が詳しくのってます。顔料の番号だけじゃなくて名称も書いてあります。PB15が何なのかなんて、このパンフレット以外で書いてる本やサイトを知りません。絵の具マニアの人が紹介してるのはありますけど、それどこで知ったん?って疑問でしたもん。どこかあるのかもしれませんけど。
あとこのパンフレットの色の説明中によく、「風景画に推奨」「人物画に推奨」って、題材を推奨してる文を見かけます。「アートは自由!あなたの発想で楽しんで!」なスタンスじゃないことに、驚きと、歴史を感じました。
あと面白かったのが、「〇色セット」の色の構成の違いです。
シュミンケはセットの色が増えるごとに、ただ色が追加されていくだけです。
それに対してウィンザー&ニュートンは、セットの色の総数が増えると、逆に外す色があるんですよね。「アリザリンクリムソン」は12色セットには入ってるのに、18色セットだと外されてます。
12色セットを買った方が、なんか本格的っぽい赤を入れてもらえるやん。12色なんて子どもの絵の具セットみたいな色数なのに、逆に大人っぽいやん。
18色セットは「ウィンザー」「ウィンザー」「ウィンザー」って、プライベートブランドみたいな名前の色ばっかりになる。実際はいい色なんですけど、かっこよさが少し下がる・・・。
パンフレットを眺めてると、そんなことに気づいたりします。
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