前回は、買いすぎて使いこなせない絵の具について書きました。

　今回は普段使っている色のなかから、推し色を選抜してみました。1人でネットという虚空に向かってこんなんやってもムナシイ気がするけど、これもまた自己表現です。

　とはいえ、素人が有名人のカバンの中身大公開をマネしてるみたいな程度の表現ですが・・・。

●スマルト(W&N)
　買った時から今まで、ずっと1番好きな色。暗くしたいが沈ませたくない箇所に使う。これ以外でもグラニュレーションする絵の具は、絵が完成に近づいた頃に使う。

●ウィンザーグリーンイエローシェード(W&N)
　ウィンザー＆ニュートン基本18色の中に入ってた色。自然というより人工的な感じのする緑なんだけど、爽やかで陶器のような鮮やかさがあって好き。

●コバルトターコイズ(シュミンケ)
　買う時、ウィンザー＆ニュートンのコバルトターコイズライトとどっちにするか迷った。空気の色や反射の表現に便利。

●デルフトブルー(シュミンケ)
　シュミンケの絵の具は、永山裕子先生セレクトの色から、気になるものを一本ずつ買っていった。デルフトブルーはそのうちの一色だし、ネットで見ても人気色だったので買ってみた。影とか奥行きとかを出したい時に使う。

●ポーターズピンク(W&N)
　暖色系のグラニュレーションする色が欲しくて買った。けぶり感や風化の表現に使う。

●インディアンレッド(シュミンケ)
　買うときにウィンザー＆ニュートンのキャプトモータムと迷った。他の茶系の基本色が意外と明るかったり透明だったりするから、超重宝する。デルフトブルーと混ぜがち。

●コバルトターコイズ(W&N)
　クサカベの透明水彩しか持ってなかった頃に、ウィンザー＆ニュートンから厳選して買った色の１つ。暗いターコイズ系の色は他にも持ってるけど、これは泥みある質感で存在感があって好き。

●ラベンダー(ホルベイン)
　白が混ざってるパステル系の色といえば、これとネイプルズイエローしか持ってない。ネイプルズイエローも好きだけど、ラベンダーはすごい。塗るとパンに牛乳をしみ込ませたみたいになる。他の絵具がシナモンシュガーやバターならラベンダーは牛乳。

●ニューガンボージ(W&N)
　ウィンザー＆ニュートン基本18色の１つ。濃く塗ると橙っぽい黄茶なのに、薄く塗るとほとんど黄色。植物の色にめちゃくちゃ便利。

●ウィンザーブルー　グリーンシェード（W&N）
　ウィンザー＆ニュートン基本18色の１つ。３原色を２倍？にした６色混色法のなかの１色・・・ということらしい。だからか分からないけど、とても使いやすい。教材用の絵具のセルリアンブルーみたいに、明るく素直。専門家のまねごとをして高い絵具を買いまくってるが、あのポスターカラーでじゅうぶんだったんじゃないかと思わせてくれる色。