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個性なんかない

 今年久しぶりに時間ができて、でも頭が働かなくて、頭が働かなくてもできる楽しいことが「透明水彩」だった。

 絵を描くブランクが長くて、最初は絵の具を適当に塗るしかできなかった。「抽象画~なんちゃって」って思ってた。

 だんだん、何か形が描きたくなった。

 イラストみたいなのを描いてSNSにのっけてみたけど、場違い感があった。水彩でイラストっていうと、コミック調なのが常識らしかった?分からんが。

 水彩・・・水彩・・・。水彩ってそうなのか?

 それで思い出したのが永山裕子さんだった。

 本を買おうと思って、1冊目に選んだのが『絵が上手いより大事なこと』だった。

 本の主旨は置いといて、タイトルを見て短絡的にまず思ったのが「え、でもこの方の絵、デッサンがめちゃくちゃできるのがめちゃくちゃ武器になってるじゃん。」だった。

 そこで私は、真面目にデッサンをするように水彩画を描いてみようと思った。

 見たものをそのまま、時々永山裕子先生の教本を見て雰囲気を参考にして描くので、個性はない。

 力が足りない、スケールが小さいところが個性みたいな感じ。

 描くのが遅いから、生花じゃなくて枯れた枝ばかり描いてるのが自分らしいモチーフみたいな感じ。

 最近はクサカベハルモニアの分離色にはまってるけど、その「先駆者」みたいな人はいないから描いててワクワクする。

 


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