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夢の紅白歌合戦観覧までの道のりと当日の記録

2021年12月31日。

2年振りの有観客にして49年振りに渋谷を離れたNHK紅白歌合戦。なんと、その観覧に行ってきた!!!!

1995年から毎年必ず見ている紅白。当時は知らない演歌が多くて夜になると寝てしまっていたけど、そのうちに全部見るようになり、以降毎年欠かさずフルでチェックしている。そして視聴27年目の今年、遂にあの会場へ!

紅白観覧を当てるまで

10月。観覧募集は今年からNHKのIDを持っている人を対象としたインターネット応募になった。過去にも応募した経験はあったが、往復ハガキを期日までに買ってくるのを忘れたり、そもそも年越しライブに行く予定が入っていたりでその回数はあまり多くない。こちらとしてはハズれるのが普通と思っているので、過度な期待などせず出した。

11月19日、出場者の発表。この時点では紅組・白組のラインナップと、特別企画枠の松平健の出場が判明。

そして忘れもしない12月13日。昼にメールチェックをしていたら、NHKから抽選結果が。まあハズレだろうと期待せず見進めると、「当選」の文字が。急な事態に、思わず変な声が出た。なお、当選倍率が98倍であると後に判明する。

12月14日、自宅に入場整理券が届く。メールの時点では俄には信じ難かった当選の事実を、いよいよここで噛み締める事になる。

12月21日、曲目発表。
12月22日、審査員発表。
12月23~27日、連日追加アーティストや企画の発表。曲順の発表も27日。
12月28日、マイページで座席判明。2Fだった。

当日開演まで

東京国際フォーラムホールC前で、本人確認とチケットの発行が行われた。ここでフェスのようなリストバンドを右手に付ける事となる。朝10時から開始されていたが、自分は17時台に行った。

ホールCを出ると、すぐ横にシェイクシャックを発見。ここで腹ごしらえし、18時過ぎにホールAへと続く入場待機列に並ぶ。

リストバンド確認&機械による体温測定、簡単な手荷物検査などを経ていよいよ場内へ!入口ではペンライトやアンケート用紙が配られた。(ペンライトは終演後返却するルール)

ホール内に入り、座席の確認。2人での来場者は隣同士でディスタンス無しだったが、他の来場者グループとの間には一席分を空けるようになっていた。自分の場合は一人だったので両側が空いていた。空いた座席には後ろにライトが仕込んであり、本番で空席が寂しくならないようになっていた。

観客が入場する頃にはステージのセッティングは終わっていて、とても静かだった。これからここであの華やかな祭典が行われるとは到底思えない。特に何もする事がなかったので、この時間はロビーでチケット等の記念写真を撮っていた。

19時から放送開始まで

チケットに記載されていた開演時刻は19時。しばし無の時間があったが、19:10になると制作スタッフの鈴木さんが登場し、前説タイムが始まった。ここにぺこぱの2人が登場する。皆さんは約100倍の倍率を勝ち抜いてきたと話し「でも外れた人達のおかげで今ここにいれる、悪くないだろう」と松陰寺節が炸裂した。

その後、注意事項や公開収録の定番・拍手の練習などがあった。意外にも「トイレは我慢せず行って下さい」との事だったが、「但しカメラに気を付けて」との注意も併せてなされていた。また、8:55~9:00の中断ニュースの時間は「なるべくお立ちにならずに」と言われた。トイレが混んで時間までに席に戻れなくなるかも知れないからだ。

その後、入口で配られたペンライトがきちんと光るか確かめるため、ぺこぱの2人が持ちネタを披露。観客は正しいシュウペイポーズはどちらか、正しい松陰寺のツッコミはどちらかを見て、ペンライトを赤か白にする。ペンライトは渡された段階では様々な色に変えられたが、この時には赤か白にしかできないよう制御されていた。勿論、これは会場審査員として投票するための予行練習である。

ゲスト審査員6名も開演前に入場し、三谷さんは降りる必要のない階段を降りようとするボケをかましていた。なお審査員は開演中1Fで見ていたため、2Fからその姿を見る事ができたのは入退場の時ぐらいだった。

19:30、第一部スタート

いよいよ放送開始!ステージの左右にはモニターがあり、TVと同じ画面が映っている。なお、8:55~の中断ニュースは意外にもここに映る事はなかった。

まずは会場の空撮から楽屋の映像へ。衣装に悩む大泉洋のもとを訪問する川口春奈と和久田アナ。オープニングVTRを経てタイトルコールし、1曲目のLiSAへ。

・LiSA→「明け星」はバラードではないが盛り上がるというよりは聴かせるタイプの曲であり、紅白の幕開けにしてはちょっと意外な感じも。バンドは当て振りだった。

・郷ひろみ→廊下から曲がスタートし、客席後方よりステージへ走っていく。しかし、2Fから1F後方の様子は分からず、視聴者と同じようにモニターで確認していた。ステージへ駆けていくとサビのタイミングでカラフルな特効が舞い、多数の出演者が郷さんを囲んでいた。このジャンルごちゃごちゃの面々がまさに紅白!だった。大泉洋の本年初ブラボー!がここで出る。

司会者挨拶、渋谷スタジオにいるPerfume・NiziUとのやり取りを経て、ゲスト審査員の紹介。三谷さんの審査員長、審査副委員長を名乗るボケに小池栄子がかぶせていく。

・DISH//→トークでは楽曲提供者のあいみょんが横に立っていた。音源にはないアカペラで曲がスタートしたのだが、北村匠海は会場中に響き渡る声量でめちゃくちゃに歌が上手かった。

渋谷スタジオからNiziUのパフォーマンスを中継。その間にガラス棟へと移動した大泉洋が国際フォーラムの様子をレポートすると、山内惠介が「有楽町で逢いましょう」を通路から熱唱。櫻坂46はそのすぐ近く、屋外からの中継で「流れ弾」を披露した。

・YOASOBI with ミドリーズ→3組中継が続いた後、川口春奈が故郷・長崎で行ったSDGsにまつわるロケVTRがスタート。YOASOBIとミドリーズの面々はNiziUの段階からステージ入りし、結構長いことスタンバイしていた。準備は早々に終わっていたように見えたが、ミドリーズは子供達なので余裕を持って立てるよう考慮してあげたんだろうか?MIKIKO先生考案によるダンスを事前に覚えてきた司会者のほか、乃木坂、郷さん、BiSH、三山さんもステージ上で踊っていた。そんな中、端っこで横を見ながらダンスに食らいついていた鈴木雅之の奮闘がよかった。ちなみにYOASOBIは後に紅組として歌唱する際には中継先に移っていた。

・GENERATIONS from EXILE TRIBE→Awesome City Clubが花に囲まれた屋外特設セットから中継している間、ジェネの面々はステージで入念にダンスの最終チェックをしていた。サビのMMBダンスがバッチリ決まる。

・日向坂46→「はーちゃんの楽屋レポート」でけん玉の練習をする面々の様子を見せている間にスタンバイしていた日向坂。サビ頭のターンしたタイミングで衣装がガラっと変化。かなりの不意打ちだったため、会場でVTRを巻き戻したくなった。

・純烈→1F後方から登場したので最初はモニターでしか見えなかったが、マジックハンドを使用し除菌しながら観客と握手していた。これ、スーパー銭湯のノリで見たら楽しいだろうなというのはちょっとわかる。

・天童よしみ→SixTONES中継を経て、大阪桐蔭吹奏楽部との共演。明らかにブラバンでは鳴らない音が鳴っており、オーケストラ音源をかぶせていた模様。音としてはそちらの印象の方が強く、ブラバンの迫力がイマイチ伝わらなかったのが残念。曲終わり、部員代表へのインタビューで大泉洋が「今年一年を漢字一字に例えると」と無茶振りをする。

・KAT-TUN→6人当時のジャケットが出たり、抜けたメンバー3人に対しても「何か感じてもらえるようなステージにしたい」と異例のコメント。ステージには炎があがり、観客席のペンライトは真っ赤に。

・King & Prince→渋谷NHKから上白石萌音の中継が入っている間、キンプリがスタンバイ。この時点で女性客がソワソワしていて、国際フォーラムに現れたジャニーズ4組の中で1番熱気があった。曲の後には「おかえりモネ」共演の清原果耶・坂口健太郎との絡みも。

・milet→ステージ後方の高いセットからNHKウィンタースポーツテーマソングを歌唱。終始そこから動く事はなく、背景のビジョンが変わるぐらいでこれといった演出もなかった。

・Snow Man→まふまふTV初歌唱中継、水森かおりの清水寺中継の間、Snow Manがステージへ。アクロバティックな振り付けがありステージを広く使うため、セットなどは一旦裏に回していた。上から見ていてもかなり迫力がありよかった。

・松平健→中間発表のタイミングで結果を示すペンライトがバグる事件が。文句を言う大泉洋にイタズラをする劇団ひとり、という五輪風VTRからマツケンサンバへ。VTRの間に腰元ダンサーズがゾロゾロと入場している段階から期待感があったが、まさかのスケボー登場、オリパラを思わせるダンサーとDJなど、もしオリンピックでマツケンがパフォーマンスしていたら、を体現する華やかなステージだった。DJは遠目で最初松永かと思ったが、DJブースの文字からTeddyLoidであると確認した。冷静に考えるとワケが分からないしぶっ飛んでいるのに何故か感動するマツケンサンバ。古今東西どのフェスに行っても観る事はできないわけで、これぞ紅白で観る甲斐のあるパフォーマンス!ここで5分間のニュースへ。

21:00、第2部スタート

・アニメ&ゲーム企画→ドラクエの東京都交響楽団は中継、鬼滅のLiSAとエヴァの高橋洋子は会場から。LiSAの前には竈門炭治郎が応援で現れていた。VTRと会場の掛け合いから大泉洋がエヴァに乗る演出があったが、イントロのタイミングで乗りながら裏にハケていく姿はシュールだった。「残酷な天使のテーゼ」、アニサマあたりに行かないとなかなか生で聴く事もないので地味に嬉しい。

・AI→さっきまで中継先にいたはずの上白石萌音が応援で登場し、朝ドラのOP映像をバックに歌唱。映像を目立たせるためセットは何もなく、且つソロ歌手であるためステージはかなりがらんとしていたが、ゴスペルライクで芳醇な歌唱が会場に広がって非常によかった。

・関ジャニ∞→紅白では大阪を押し出す賑やかな演出のイメージがあるが、5人並んでしっかりと歌を届けるシンプルなステージに。冒頭から安田君の声量にビックリ。

・BiSH→年末の他の特番では「オーケストラ」を歌唱していたが、紅白はこちらで正解だったと思う。ライブアイドルのシーンから紅白までいったグループなんて殆どいない中、色々な人の思いも背負ってパフォーマンスする気迫が伝わった。

・三山ひろし→ガラス棟からの中継のため、観客も視聴者と同じように見守った。歌がワイプ扱いになった年もあったが今年はけん玉がワイプになり、本当に全員成功しているのかはやや見にくかった。ギネス更新が分かった時には会場から安堵と興奮が感じられ、とてもスリリングな時間だった。

・平井大→けん玉企画の間に花のステージセットが再び登場し、バンドメンバーがしっかりサウンドチェックしていた。ちゃんとライブパフォーマンスをした印象。

・ケツメイシ→転換時間といえば紹介VTRぐらいのものだったが平井大のバンドセットが捌けた後にDJブースが登場し、高速ステージ転換に成功。大蔵が自身のラップパートでリリックを飛ばしていた。

・millennium parade × Belle (中村佳穂)→Perfume中継の間におびただしい数の演奏メンバーがステージに登場。終始ステージが暗く表情は分からなかったが、メンバーの赤目が光る演出とVJ、照明が相まって、お祭りムードの紅白に不穏で緊張感のある独特の空気を持ち込む事に成功。

乃木坂46→宮本浩次の東京湾中継の間、ステージには生田絵梨花が弾くグランドピアノが運ばれてくる。加入した期毎にメンバーが歌唱し、スクリーンには10年のヒストリーVTRが流れる。ファンなら絶対に生で観たいやつを観てしまった。

細川たかし→特に何を期待していたわけでもなかったが、「望郷じょんから」の声量がとんでもなく、曲終わりでもないのに場内拍手喝采だった。生で聴くとロックに近いものを感じてめちゃくちゃ格好良かったので、アラバキなどに出ると相当ウケると思う。(できれば怒髪天あたりと一緒に) 「北酒場」では大泉洋を招き入れて一緒に歌唱。ダテに50回出た人ではなかった。

藤井風→坂本冬美の中継の間、ステージにはグランドピアノがセットされたにも関わらず、今夜は岡山の実家からパフォーマンスとアナウンスがあり、じゃああのピアノは誰の?次のYOASOBIではなさそうだし・・・なーんて思っていると、「きらり」終わりで司会者も知らないサプライズ登場。「燃えよ」まで聴けるとは思わなかった。その場をあっという間に支配し、全員を圧倒する存在感たるや!「お茶の間に見つかった」瞬間を目撃できて光栄。

鈴木雅之→「18祭」を思わせる演出のYOASOBI中継の間、ステージは大々的に転換。いわゆるバンドセットではないもののステージ上には多数のホーンズとコーラス隊が現れる。桑マン、すっかり痩せちゃっていたがバカ殿ファンとしては元気な姿を観られてよかった。

ゆず→ステージに立つのは2人だけなので準備に手間取る事はなかったが、曲後半で大量の紙吹雪が。星野源の中継をしている間、スタッフはひたすらその後片付けに追われていた。

あいみょん→バンドメンバーもしっかりサウンドチェックしていて、正真正銘の生演奏。これといった演出はなく、シンプルに歌で魅了した。

東京事変→事前収録のBUMP OF CHICKEN、ライブ会場から中継のさだまさしがあったため、ステージ転換にはかなり時間があった。椎名林檎、メガホン型マイクであまりに正確なピッチなので口パクを疑ったほどだが、家に帰って音源と合わせて検証したところ、張る部分と裏声のバランスが違ったためやはり生歌唱であった模様。終盤では大量の紙吹雪が舞い、薬師丸ひろ子の中継の間、スタッフはやはり清掃に追われていた。

・石川さゆり→ステージ上に紙吹雪が少し残る中、KREVAとMIYAVIを従えて「火事と喧嘩は江戸の華」を披露。そしてスモークが上がる中で更なる紙吹雪が舞い、「津軽海峡・冬景色」へ。大晦日の23時過ぎにこの曲を会場で聴けたのは、格別な時間だった!これはブラボー出るわけだ。

・氷川きよし→先ほども出ていた花のセットが変形して再登場。美空ひばりのカバー「歌は我が命」を披露。よかったのは確かなのだが、事前にサブスクで聴いていたひばりさんのライブバージョンが息を呑むような素晴らしさで、比べてしまうと・・・感は否めなかった。この曲は日本の「マイ・ウェイ」的なものを感じる。

・福山雅治→布袋寅泰の中継を経て、白組トリの福山が「道標」を披露。紅白 2021ver.とあったが、特別な演出や追加曲はなかった。アレンジの問題なのかな?感激した大泉さん、ブラボー!を連発し泣いてしまう。

・MISIA→オリパラを通じて「誰もが輝ける世界へ」を表したVTRを経て歌へ。「明日へ」を中途半端な所から歌い始めたのでこれは何かあるなと思っていると、上手からピアノが出てくる。そこに藤井風がフラッと現れて提供曲「Higher Love」のセッションへ。藤井風の出場が決まった事でMISIAと会えるのかな?とは思っていたが共演までは予想できず、客席で思わずガッツポーズした。おまけにステージ上はMISIAのワンマンライブ並みのフルバンドセットで、ゴージャスな演奏に場内は大団円の感動的な空気に。

ここで審査の時間。観覧すると会場審査員として投票する権利があるため、ペンライトの色を変えて投票した。麻布大学野鳥研究部のメンバーが登場し集計する大晦日のあの感じも生で見られた!

そして結果発表。ゲスト審査員・会場・視聴者でそれぞれ票数の多い方に1ポイントずつ入り、2ポイント先取した組の勝利となる。今回は会場でダイレクトに投票しているだけに意外と緊張した。ゲスト審査員分では白組が満票を獲り幸先よく1ポイントを先取するが、会場と視聴者で紅組が上回り、優勝は紅組となった。

ラスト、都倉先生を指揮に迎えての「蛍の光」、華やかで個性的な面々が並ぶ、これぞ芸能界という雰囲気で終幕した。

終演後、出演者全員がハケるまでに3分くらいあり、その間しばし談笑する場面があった。ここでは昨年の紅白の裏話として明かされていた、福山雅治が白組敗北について大泉洋にボヤく場面が生で見られた。確かにゲスト審査員票で白組は満票だったのに!という感想は無理もないが、今年の司会者は紅白両方を応援する存在なので厳密には大泉洋に責任はない。(結果発表の時に思わず「あ~!」と言ってしまっていたが) 

ブロック毎に退場を促され、ロビーでオンラインクロックを見ながら1人カウントダウンし年越し。明けましておめでとうございます!

観覧を終えて

観覧、とても楽しかった。転換中の床掃除やセットチェンジ、時折飛び交う怒号(!)など、生放送のリアルがわかったし、まさに大晦日の日本の真ん中を感じる事ができた。

会場での審査は貴重な1票なので例年以上に真剣に考えたが、率直に言って難しかった。個人的には中継組はどんなに素晴らしいパフォーマンスでも審査の対象外とした。大泉洋も会場で観たもの以外には「ブラボー!」と言っていないはずだし、生で観る側として熱量がだいぶ異なるのは事実だ。

そもそも審査基準も人それぞれだろう。MYベストアクトがどちらの組かで決めるのか、全体的に良いアクトが多かった方にするのか、当然決まりもない。マツケンや細川たかしは企画枠ゆえ審査対象外という事で更に悩んだ末、個人的には全体のバランスを見て白組に入れようと思った。その一因となったのが藤井風であるのは間違いないのだが、紅組トリのMISIAにも藤井風が出てきて更なる圧倒的な空間を作り上げたため、結果的には紅組に入れた。

会場審査員の紅組と白組の差は110票だった。どちらかにしか票は入らないため、55人が白組に流れていればドローだった事になる。浮動票を獲得できていれば白組の勝利も十分有り得たと思うが、やはり最後のMISIAで紅組が持っていってしまった感は否めない。意地悪な見方をすれば、結果に不満げだった福山雅治がトリのパフォーマンスで紅組以上に会場を魅了できていれば、結果は覆ったかも知れない。でも、結果的にはあのボヤキが今年も出たのが面白かった。

残念だったのはコロナ禍に突入した昨年の流れを汲んだのか、中継がかなり多かった点だ。4組以上連続でメイン会場からパフォーマンスする事はなかったように思う。視聴者からすればどこから歌われても同じ熱量で向き合えると思うが、会場組にとっては中継の時間は集中せず一旦肩の力を抜く時間だったのでは。ラジオでいうとトークから曲に移る時間のようなものだ。

中継組に関しては直前まで情報がシャットアウトされているケースが多く、会場に来るまで中継だとは分からなかったアーティストも多い。よって、生で観られると思ってもぬか喜びに終わってしまったケースが少なからずある。特定のアーティストのファンとして応募する場合はその点に注意しておかないと、ガッカリする結果になりかねないだろう。

ただ、そもそも観覧募集はアーティスト発表の前に行われるため、観られなかったじゃないか!と怒るのは厳密には筋違いである。どんな面子がきても番組全体を楽しめる人が応募するのがよいのだろう。自分はどの年代のどのジャンルでも一定程度わかるので、観客には向いていたんじゃないかと思う。98倍の倍率を突破して当選するなんて、今後毎年応募したとしても一生ないかも知れない。本当に貴重な経験ができてよかった!次回は「年忘れにっぽんの歌」に応募するか...!

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