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2024年のゴールデンウィーク旅

ゴールデンウィークの予定なんて言ってもたいしたものはないんだけど、まったく出かけないというのも少し寂しいなと思い、27〜28日の二日間で近間に軽く旅行に行ってきた。

行き先は浜松。神奈川からだと近くもなく遠くもなく、一泊の旅行としてちょうどいい距離ってのもあるんだけれど、実は母が浜松出身なので少し縁があるんだよね。

3日くらい前までは雨の予報で不安だったけど、結果的は初日が曇りor小雨、二日目が快晴で一応天気には恵まれた形。なので今日はそんな旅行のことを書こう。

「さわやか」のハンバーグと楽器博物館

初日のメインイベントは浜松駅すぐにある楽器博物館。前に法事で訪れた際、時間潰しで寄って良かったイメージがあったから、一度ちゃんと来てみたかったんだよね。

ジュゴッグなるアジアの楽器
電子楽器コーナーにはモジュラーシンセも
憧れのフェンダー・ローズMark Iスーツケース

アジア最大級の楽器博物館とのことで、どこか宗教的な雰囲気ただよう多数の民族楽器から西洋の管弦楽器、「浜松といえば」の鍵盤楽器から電子楽器までズラリと揃ってて、音楽やってる人なら間違いなく楽しめると思う。

個人的にはきらびやかなアジアの楽器に惹かれたかな。

お昼ごはんは「さわやか」のげんこつハンバーグ。10時半前にチケットを取って140分待ち。まぁGW初日だしね。ちなみに有名な御殿場アウトレット店はこの時点で400分以上待ちだった(笑)

もっとも待ってる間は浜松に住んでる伯母と久しぶりに会って、いろいろ話を聞いてたりしたからそれほど暇にはならなかった。もともと母方の祖父が武家の家柄だって話は聞いてたんだけど、実は祖母の方もかなり由緒正しい家の出身なんだそうだ。

かつてあったいろんな文献が全て戦争で焼けてしまったらしく、ほとんど都市伝説みたいな話だったけど話のタネとしてはなかなかに面白かった。

で、140分後にお待ちかねのげんこつハンバーグ。

写真これしかなかったけど中はレアでほぼ真っ赤

今みたいにSNSで有名になる少し前に伯母に連れて行ってもらった記憶があるけど、そのときは「さわやか」の存在自体を知らず「行った」という事実くらいしか覚えてないから、意識して食べるのはこれが初めて。

よく言われるようにハングリータイガーと似てるけど、こっちは中がしっかりレア。400分も待って食べるものかって言われると微妙だけど、普通に美味しかった。

ジブリみたいな美術館と第3村の転車台

一日目の夜は少し山側に泊まって二日目は天竜二俣へ。エヴァ好きは知ってると思うけど、シン・エヴァンゲリオンで第3村のモデルになったのがこの駅なんだよね。

この転車台を体験できるツアーってのがあって申し込んだんだけど、11時過ぎからと少し遅めの開始だったから、その前に近所の秋野不矩美術館へ。

ここは伯母に教えてもらったんだけど、さっきの都市伝説みたいな出自の母方の祖母のそのまた母親(僕にとっての曾祖母)がこの二俣の出身なんだそうだ。

絵については明るくないから正直よく分からなかったけど、自然の中にあることもあって、建物はまるでジブリの映画に出てくる建造物みたいでかなり良かった。

正面が美術館で右上は茶室(中は入れず外観展示のみ)

横須賀の猿島とかもそうだけど、こういう雰囲気が好きな人は行ってみると面白いと思う。

で、その後がお待ちかねの天竜二俣駅。実は旅行出発まだ知らなかったんだけど、ゴールデンウィークに合わせて駅名看板を第3村に取り替えててかなり雰囲気が出てた。

駅舎の様子
ホームの看板もこんな感じ
縦書き看板も「だいさんむら」

転車台も映画そのままって感じで、いわゆるアニメ聖地としてはかなり再現度が高い気がする。

4つある車庫は映画では診療所
転車台奥の長い建物は映画ではトウジ&ヒカリの家
巨大なロンギヌスの槍オブジェ。KEEP OUTが良い感じ

写真でも分かるように雲一つない快晴だったから、一層エヴァ感を感じられた気がする。引率のおばちゃんも頑張ってて好感を持てた。

帰りはそのまま天浜線に乗って新所原経由で浜松までローカル線の旅。二俣駅で買った駅弁を食べながら、のんびり浜名湖沿いを下ってきた。

天浜線の車窓より。浜名湖沿いは眺めよい場所もちらほら

ちなみにこの新所原にも僕のご先祖様は都市伝説染みた縁があるそう。まぁ眉唾モノではあるけどね。


さてさて、そんな感じの一泊二日旅行。行くまでは思いもよらなかったけど、最初に伯母さんの話を聞いたことでなんだか自分のルーツを知る旅みたいな雰囲気もちらほら。

でも今回みたいなローカル線の旅は久しぶりだったから、単純に楽しかった。今回は奥さんといっしょだけど、独身時代は毎年ゴールデンウィークはローカル線でひとり旅してたし、なんかそんな頃の気持ちも少し思い出せたしね。

いつになるか分からないけど、機会があればまたどこか電車旅をしてみよう。

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