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12月4日

4時半起床。5時から6時半まで執筆。
早めに朝食をとりながらNetflix「ニルマル・プルジャ・不可能を可能にした登山家」観る。ほんの半年あまりで世界の8,000メートル級の山全14座を登頂した心身ともに屈強な男の記録。
「明日死ぬことはあっても、今日死ぬことはない」と、死を将来の担保にすることで目の前の危機をクリアする叡智に感心する。
昼前に2本目の映画は「プライベート・ウォー」を選ぶ。従軍記者として中東やチェチェン紛争、東ティモール紛争などを取材した女性のドキュメンタリー。期せずして死地に赴く男女を描いたドキュメンタリーを立て続けに観ることになった。
後者については、後半から展開が一変する。執拗に戦火の犠牲者の悲惨を描いくところなど「パール・ハーバー」と同じ匂い。中東の独裁政権の非道を一方的に非難するばかりで、イラクを始め中東各国の主権を踏みにじって侵攻したアメリカの非は一切スルー。露骨なプロパガンダ映画と知れて興ざめする。イラクで人質になって救出された女性兵士を美談でヒロインに仕立てたメディアの前例を思い出した。
昨日リクエストされた出版企画の補足説明を文書にして編集者に送る。著者に頼んだ資料は後送とする。
口直しに3本目の映画は娯楽ものの「マラヴィータ」に。マフィアの仲間を売った男の話で「グッド・フェローズ」の後日談。ロバート・デニーロが自分をモデルにした「グッド・フェローズ」を鑑賞会で観せられるシーンには笑った。
庭に転がっていた端材、腐りかけの葦簀など燃す。



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