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田中愛子という人間

愛子ちゃん、浅野いにおさんの作中の人物

田中愛子と聞くと胸がきゅっと締め付けられるくらいに私は彼女を羨望し 哀れみ そして愛づる


「たった1人でいいから、頭のてっぺんからつま先まで1ミリの間違いもないくらい、完全に分かり合いたい。その人と二人きりになれるなら他には何もいらない。もしその夢が叶うならあたしはその瞬間に死んでもいい。」

彼女が言った言葉

田中愛子は執拗に愛に飢え可哀想な人間であると思う

彼女は1人では生きていけないし1人では生きていたくなかった

ただの愛が欲しいのではなく、自分がいないと生きていけない 全てを分かり合える 極端で強烈な愛を求めてた

寂しくて 可哀想で可哀想な人だとおもう

そして羨ましいとも思う

何にも割らずにストレートにぶつけられる、ぶつけるしかない彼女の愛は気持ち悪くて少なくとも素敵だった

きっとみんな心の中では

もっと愛して欲しい と思ってる

けれど私達は早くに大人になりすぎたから

大人なフリをしなくちゃいけなかったから

そんなわがまま言えないと 余計な謙遜をしてしまう

そんなの考えずに 考えていたとしてもソレを出来ずに愛して欲しい と言う彼女は

とても不器用でとても素敵だ

愛してと素直に言える彼女 だけではない複雑で繊細な彼女を愛してる

そして私は彼女を羨望する

noteを見ていて思う  きっとみんな愛して欲しい

誰しも田中愛子と少しでも重なる自分自身が居るはずだ

私は愛子ちゃんみたいにはできないけど

愛することをしたい 全て愛したい


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