今、スマホを買おうと考えるとちょうどいい真ん中くらいのメーカーとしてシャープが挙げられるのではないかと思います。特に日本メーカーで安心を得たいと考えるとほかにソニーと富士通くらいしかなく、流通、入手のしやすさ、買いやすさでいうとシャープしかないとも思えます。
先に私のシャープ体験を話すと、現在はAQUOS wish2をsimフリー状態にして予備機として所有しています。そして過去にさかのぼるとＰＨＳのスマートフォンWILLCOM WS027SH、スクリーンのタッチの精度が良くない、反応が鈍いもさることながら電話としてのアンテナの感度が悪く、京セラのＰＨＳでアンテナが立っているところもWS027SHでは圏外になってしまい、あの東日本大震災直後の家族への連絡に全く使えなかったことでトラウマを与えられました。これ以降シャープというメーカーに懐疑的な手を出しづらいイメージを持っていましたが４年前当時の職場に初めて導入された職務用スマホAQUOS sense3 basicに触れて最低限使える、悪くないと印象が少し好転しました。

ズバリ、現時点（2024年3月23日）でシャープでおススメのスマホはsenseシリーズの最新機種AQUOS sense8です。
このAQUOS sense8のおススメポイントを３つ挙げていきます。

①サイズ
ディスプレイは6.1インチ、これは私の常用しているGoogle Pixel6aと同じです。最近多い6.5インチサイズのスマホは作業服の胸ポケットのふたが閉まらずかがむとスマホを落としてしまいますが、このサイズならギリ閉まります。

②イヤホンジャック
最近はBluetoothで接続するワイヤレスイヤホンを使うことが多くなり、イヤホンジャックを省くスマホも多くなりましたが、ワイヤレスイヤホンも使っているうちに困ることも出てきます。
それは一つに電池もち、３年以上使っていると内臓バッテリーが徐々に弱って再生時間が１時間を切ってしまうこともあります。ワイヤレスイヤホンもスマホと同じく消耗品として買い替え必須なのでしょうが、有線イヤホンの場合はそういった点を気にすることなく長時間使用できます。私は新幹線での長距離移動には必ず有線イヤホンを持っていきます。
もう一つはBluetooth接続がたまにミスること、通勤電車でミスると再生内容が周囲に丸聞こえして恥ずかしい思いをします。私は予防的に小さな音量から再生するようにしていますが、有線イヤホンで気楽に使いたいときもあります。

③ちょうどよい価格とそれに見合った十分な装備
調べてみて特に良いなと思ったのが、最近のシャープはピュアAndroidで、メーカー独自の機能やアプリを極力省いているところ、過去にこの独自性に苦しんだ経験を持つ自分からすると、本当にありがたいし人にお勧めできる大きな要素になります。私がGoogle Pixel6aとmoto g30をメインで使用しているのはピュアAndroidとそれに近いシンプルなシステム構成をしているからです。複数台持ちや頻繁にスマホ端末を乗り換える人にとっては操作系がほぼ同じになっている方が圧倒的に使いやすいです。
あとは、耐衝撃は鉄板の上によく落とす私にとって、防水は水槽の中によく落とす私にとっては大変ありがたい装備です。

買い方としてのおススメは、simフリーモデルを現金かクレジットカードの一括で買うことです。
ネットのシャープ公式ストアで税込56,980円、家電量販店のヨドバシカメラで税込61,600円（13％の8,008ポイント還元あり）で、現時点では販売されています。ドコモ、ａｕ、ソフトバックの携帯ショップで購入するのも悪くはないですが、だいたい割引は他社からの乗り換えに限定されたり通信会社のsimロックがかけられたり（ロックを解除しないと他社のsimを使えない）してメリットがあまりありません。
それと私は個人事業主で消耗品として予備機も含めて複数のスマホを購入し予備機を知人に貸し出したりしているので、携帯会社、電話番号と紐づいた端末はかえってややこしくなります。昨年2023年は１０台くらい購入し、すべて消耗品の経費としています。実際に使ってみて自分が少しでも使い勝手が悪いと感じれば廃棄か予備機にまわして本当に消耗させています。

そして私のように複数回線を持っている場合でもスマホは２台持っていた方がなにかと便利だと思います。AQUOS sense8はデュアルsim（物理nanosimとesimの組合せ）なので１台に集約することもできますが、esimはほかのスマホに乗り換えるのに多少なりとも手続きの時間が必要になるので、スマホを壊してしまった場合に物理nanosimだと予備機に差し替えるだけで緊急事態でも即使用できます。
それでは２台スマホを購入する場合、同じAQUOS sense8を２台買った方が良いか？私はこれをiPhoneとGoogle Pixelでそれぞれ色違いを購入してやってみましたが”飽きる”という結論に達しました。
そこでこの場合おススメなのが、同じメーカーの系列違いです。シャープの場合、sense系のほかに低価格帯のwish系、高価格帯のR系がありますが、低価格帯の方AQUOS wish3が良いです。
携帯ショップでは他社からの乗り換えで１円で販売しているところもありますが、そのような条件に合わない場合は素直にsimフリー版を現金かクレジットカード一括で購入がストレスなく良いです。
ネットのシャープ公式ストアで税込34,980円、家電量販店のヨドバシカメラで税込30,830円（13％の4,008ポイント還元あり）で、現時点では販売されています。
私はスペックがあまり変わらないAQUOS wish2を持っていますが、5.7インチサイズはiPhone13miniと同じくらいのコンパクトサイズで小さめの胸ポケットにも十分収まる理想のサイズです。情報処理性能と電池もちの点では少し心もとないので１台ですべてを賄おうとすると不安もありますがサブの２台目として通話とメールに使用するには逆にベストになると思います。

高価なものを購入するとき、以前私は実店舗へ行って店員さんにいろいろ聞きながら機種を選定し買ったものでしたが、今は細分化が進んで商品知識が偏りかえって自分の方が知識がある場合が多くなりました。今回はガシェットマニアではない普通の人が普通に使えるスマホを買うとしたらという想定で考えてみました。
誰かのお役に立てれば幸いです。
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