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ドナドナ・その2

先日(といっても4ヶ月近くたってしまいましたが)ヤマハ トリシティ125とお別れした記事を「その1」として書きましたが、「その2」もあります。ほぼ同時に手放したカワサキ KLX125です。
走行距離12,976km
災害時に威力を発揮するオフロードバイク、東日本大震災の際に川崎重工業から被災地自治体へ提供したのがこのKLX125ということで、非常時に確実に使える移動手段として導入したものです。結局、私の危惧していた首都直下型地震は来ませんでしたが、オフロードバイクとして楽しい経験をさせていただきました。
フロントタイヤ19インチ、リヤタイヤ16インチはオフローダーとしてフルサイズでは無いとネガティブに捉える方も多いですが、荒れた林道を走るには足つきがよくかえって有利と実感します。砂利の坂道カーブでジャリッとタイヤが滑った際に背の高いバイクの場合は足を地面に付けるときには既にバイクは相当傾いているのです。そして足を着いた先が砂利だった場合奮闘空しく転倒、そのようなシチュエーションを何度も経験してきました。足つきの良さと軽さは正義、ただ一点ネガティブなところはタイヤの選択肢が少なかったことくらい、もうこのようなバイクは二度と出てこないことを思うと寂しくなります。
コンパクトなボディは駅前や街中の駐車にも便利で市内の移動はこれをメインに乗っていました。
今回のドナドナは2台とも全く悪くありません、私の甲斐性が無くなったのが原因です。不甲斐ない自分を思うたびに落ち込みました。今なお精神的には暗闇の中を彷徨い出口が見えませんが、少しでも前向きに頑張ってみたいと思います。
さようなら、本当にお世話になりました。

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