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貸し出し図書チケット

昨日訪れたお店が素敵過ぎて自分が作りたい空間そのものだった。
それを共有したくなったので、今noteを書いている。

お店の名前は「Dining vudori」
愛媛県松山市にあるカフェとバーが愉しめる場所だ。

店内は古本やCD、絵画にバントの壁紙などマスターの好きなもので敷き詰められた空間で入った瞬間「はい好きー」と心で呟いてしまった。

お店を紹介してくれた方の情報によるとオムライスがとてつもなく美味いとの事でオムライスを食す。あまりの美味さに写真を撮るのを忘れてしまいました。

愉しく食事をした後で、お店の本を借りて帰れる事を知った。レジの近くに貸し出し帳
があって、それに借りたい本と自分の名前を書けば良いとの事。

マスターに貸し出し期限を聞いたら
「半年後までなら大丈夫なのでゆっくり読んで感想を聞かせてくださいね」
と優しい笑顔で本を渡してくれた。

こんなにも自分が実現したい空間に出逢えたのは初めてだ。

本を知らないお客様に貸し出す事は「チケット」に似ていると感じた。「足を運んでもらうためのきっかけ」を本で表現しているところにとても好感を持てた。

「図書館に本を返しに行く」様な温度のない返却じゃなくて、「店主の人間性を知って返しに行く」という温かみのある返却が出来て嬉しい。

勿論、本を一度来ただけのお客様に貸し出すのはリスクがある。特に好きな作品を知ってもらいたくて貸し出して返って来ない時は心が痛むと思う。

でも、自分の好きな作品を読んでもらい、その人の心が救われたり、読んでよかったと思ってもらえる事が本好きとして1番嬉しいのだ。

もし、マスターが同じ考えなら嬉しいな…



PS
伊坂幸太郎さんの作品は実は初めて読むので、楽しみです。

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