カーステにはアニソンだが...

 最近のカーステはとても便利である。
CDチェンジャーでは、何をどう組み合わせようかと悩んだのがエライ昔になった。(当たり前か...20年以上も昔の話だし...)
再生と同時に録音となって、その後は聴き放題で、組み合わせも曲順も思いのままってのは魅力的なことだ。
内装をどうしようかなどというのをさておいて、一等初めにやった作業がこれだった。
手持ちのCDを選りすぐっての録音は、ドライブと並行作業となった。
お気に入りの曲を聴きながらのドライブは楽しくない訳がない。

何を録音しようかという迷いは微塵もなかった。
『アニソンは外さない』
水木一郎、ささいいさお、子門真人の御三家はもちろんのこと、堀江美都子、大杉久美子、前川陽子といった定番はいうまでもない。
そうなってくると、問題なのはごく最近のアニソンは聴いてるという訳でもなくて、自分の子供時代のアニソンってことになる。
だが、侮るなかれ。
彼らの曲があふれていた70年~80年代、一曲一曲には『子供向けといえども手は抜かない』要素が凝縮されている。
演歌、ロック、ジャズ、歌謡曲、オーケストラなどなど...
そして、『そんなにガチでやってどうするんですか?!』って言いたくもなるほどの曲があふれているのだ。
アニソンに始まって歳と共に様々な曲を聴くことになるが、『素養』は十分に備わっていることもあるのか、何を聴いても拒絶反応はほとんど出てない。
中島みゆきを除いては。(これについてはいつか別枠扱いで書く)
そして何より、彼らの歌唱力の高さが歌詞を心に沁み込ませて『生きる支え』になっているのを再確認する。
たかがアニソン、されどアニソン。
カーステに入れずにどうする。
曲を流して大声で歌えば心も軽やかになる。
外せないなぁ...外せない。


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