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眠い、後少しだけ、と思いながらも愛する寝床に別れを告げこの日を出発した。

大学の授業は居眠りが暗黙の内に了解されている。単位認定の条件の内のひとつに、3/1以上の出席がある。居眠りが厭われながらも、了承されているのは、こういった背景がある。

ただ居眠りばかりしているわけにはいかない。試験で点数を取るには講義をちゃんと聞くのが大事なことのように思われるからである。

そこで画期的な方法を思いついた。受け寝である。講義を受けながら寝るのだ。一見不可能のように思えるが、そして実際不可能なのだが、それを実践している。

そのおかげかノートには、意味不明の文字の羅列だったり、最早文字ではない黒い点や線ばかりがある。家に帰って確認するが、講義を再構築することはできなかった。

授業資料を元にこんな感じだった、というようなものを作って、一日を終える。時間を見ると夜中の2:30を過ぎている。シャワーを浴び、漫画を読んでたりなんだかんだしてると、外は明るくなっている。

そして講義で寝る。見事な悪循環である。

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