メンズバイヤーMBの提案で大体いいんじゃない?

メンズバイヤーMBはファッション初心者には支持されるがファッション上級者?には嫌われる。
「あいつのアドバイスは間違ってる。センスも微妙だ」みたいな?まあ確かにメンズバイヤーMBよりもファッションに詳しい、またセンスの良い人は幾らでもいると思う、もうそこら中にゴロゴロと。そんな人たちには「あんな程度でうまいことやりやがって!」みたくなるのだろう。

ユーチューバーのヒカキンとかもなんだけど、まだ評価の定まってない果たしてマネタイズするかどうかも分からない、海の物とも山の物ともつかない新興分野に多大なリソースを賭けて費やせる人は少ないからな。報われる保証がない努力をコツコツ積み上げるのは胆力がいる(あるいは愚かさ?)。みんな中途半端に小賢しく見切りが早いので。
個々の要素は凡庸だが、その凡庸をコツコツと積み上げてくのは割と非凡なことだったり。そういう努力についてはきちんとした人なんじゃない?

あと「黒のスリムなボトムさえ穿けばオシャレ」そうシンプルに言い切ったのはエポックメイキングだと思う。
物事を語弊が無く突っ込みが入らないよう言おうとすると言い切れない。つい保険なエクスキューズなど加えて論旨が薄まってしまう。
でもワンフレーズで言い切らないとキャズム越えはしない。分かってる人にだけ届いてもダメで、分からない人にまで届く言葉じゃないと(とくにハウツーは)意味がない。どうせ分かってる人については客じゃないから無視してしまうくらいでいい。むしろ分かってる人に嫌われるバカにされる覚悟の方が必要なくらいで。

あとね、正しいファッションのセオリーなんてとっくに出尽くしてる。なのに新しいファッションのハウツーというのが常に求められてる。謎だよね。
要は正しいハウツーが欲しいのでなく「ファッションリテラシーが低い人にだけ正しく見えるファッションハウツー」のニーズであり、そしてファッションリテラシーの低い人の考えるファッションハウツーはほぼ勘違い、間違ってるのですね。だから正しくない人ばかりが支持される。その時々のファッションリテラシー低い人の無意識な気分のトレンドに寄り添う人がただ神になるだけですね。
でもだからといって「自分が信じたいものを信じようとする人ら」にいくら客観性や理屈で説いても無駄なんですよね。聞く耳など持たない目を覚まさないから。どうせそれらは徒労に終わる、何もできない。

だから「メンズバイヤーMBの提案に補足するとしたら」でいきますね。まあ黒のスリムなボトムといくつかのシルエットパターンの提案くらいしかメンズバイヤーMBのハウツーを知らないんだけど。そこに付け加えるとしたら。

では二つほど言いますね。

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