モンティ・パイソンによるマウンティングは是か非か。

「おまえ今のお笑いだけしか見てないだろ。モンティ・パイソンぐらい見とけよ、基礎教養だろ(だからそんなくだらないお笑いを面白がれんだよ)」はどうも言ってはいけないっぽい。それを言ってはおしまいよ?

よりベタのエクストリームだけの世界にメタを持ち込んで既存のゲームを終わりにしてしまう。
現代アートのデュシャンがオリジネーターで、音楽ならジョンケージ、ファッションならマルタンマルジェラ、そしてお笑いならモンティパイソンだ。

つまりジャンルにトドメを指したのね。少なくもそのメタへのエクスキューズ無しでもはやベタをやる事は許されないのだが、まるでそんなものは無かった、見なかったかのように相変わらずベタを繰り返す訳だな、とくにコマーシャルは。

「(モンティパイソンを)知ってはいるがソレを言っても詮無いでしょ」な体でいさめようとする人間も疑わしい。どうせモンティパイソンを理解出来なかった輩がものの分かった大人風の顔で無知な人間らと結託してモンティパイソンによるマウンティングを葬ろうとしてるだけだ。
モンティパイソンは過小評価か過大評価がほとんど。理解できない人が酸っぱい葡萄で過小評価し、理解出来ない恐ろしさで裸の王様のように過大評価する態度の表れ方の違いだけで、どっちも同じだ。よく訓練された過小評価者が過大評価者だ。
なので「(モンティパイソンを)知ってはいるがソレを言っても詮無いでしょ」厨は必ずそれらの疑いを晴らすエクスキューズ添えなくてはならない。

またただやみくもにモンティパイソン・マウンティングをすればいい訳では無い。相手は選ぶべき。また自分の優越感を満たす「俺はおまえよりもジャンルに詳しい」そんな知識自慢だけなマウンティングの道具にするのもダメだ。

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