カウンターに対する守備
カウンターを受けた際の守備の仕方が日本ではイマイチ理解されていないようなので、今回はミラン対ナポリ戦の1点目を元にカウンターへ対処法を解説しようと思う。
まずはミランがボールを失った場面。GKからのパスを受けたサパタがインシーニェの寄せに慌ててしまいクリアミス、そのボールをハムシクが拾ったところだ。
ここでミランの守備で問題なのは左インサイドハーフのベルトラッチのポジショニングだ。左サイドバックのアントネッリが高い位置までオーバーラップしていたため、このときベルトラッチはもっと低い位置に下がってカバーに残っていなくてはならなかったが、完全に戻り遅れている。
ベルトラッチは後方のケアを苦手としており、このときベルトラッチが予防的カバーリングを怠ったことが失点の原因のひとつとなっていた。
このベルトラッチのポジショニングミスを除けば、ミランの選手はおおむね正しいプレーを選択していた。
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