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【就活で】「失敗」とはなんだろう?【困った】

こんばんは。

タイトルにある通り、「失敗」について語ります。

失敗とは何なんでしょうね? 国語辞典を引けば意味ぐらい出てきますよ。

予期・計画のとおりにいかず、目的が達せられないこと。

大修館書店: 明鏡国語辞典 第2版

失敗の意味、お分かりいただけたでしょうか? では、失礼します。

……と終わるわけがないです。

わたしが気になるのは、就活のとき、失敗談についての質問が定番質問の中に入っていることです。

一応、企業側としては問題解決能力を知りたいらしいのです。なかなかハイコンテクストですね。

わたしは、この質問が苦手です。なぜなら、わたしは、なにかしたときに成功したとも失敗したと思わないからです。そこにはただ結果があるだけで、成功か失敗か、誰もがその色をつけることもつけないことも許されています。しいて言えば、わたしは失敗を「解決策を思いつく限り試したがうまくいかなかったこと」と考えています。

そして、そのうまくいかなかったことの原因がその人にあるとは限りません。その人自身の特性によるものかもしれませんし。極端ですが、いじめられた経験は、失敗でしょうか? 例えば、サークルに入ったはいいものの、先輩から罵詈雑言を浴びせられる、とか。これは、いじめられた人が、そのサークルに入ったことが原因でしょうか? 違いますよね。いじめは、いじめる側が完全に悪いです。いじめ被害者はなにも悪くありません。痴漢でもそうですよね。予期・計画の通りに目的が達せられないのが失敗であれば、友人と遊びに行こうとした女性が行きの電車の中で痴漢被害に遭って警察のお世話になることになった場合、痴漢した人間が悪いのであって、被害者はなにも悪くないですよね。

企業はそんなこと聞こうとしていないと思いますが。実際のところ、企業は失敗を「うまくいかなかったこと」と定義しているんだと思うんです。ただ、それでもわたしは「なにかしたときにうまくいかなかった→原因を見つけて改善した」のパターンを失敗だと思えません。原因を見つけて改善したなら、それは立派な成功じゃないでしょうか?

少し気になるのですが、この「失敗談」を聞くと、採用のミスマッチを防げるのでしょうか? 失敗談を面接で聞く企業の離職率を見てみたいです。離職率が下がるなら、わたしは全身全霊で謝罪します。たぶん、離職率が下がるなんてことはないと思いますが。

歯切れが悪いですが、ちょっともうここまでにしておきます。これ以上、なにを書いても企業の悪口になってしまいました。

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