私は細々と「移住ZINE」というPodcast番組をやっている。移住に際して思ったことを話す番組だが、ご縁あって、この度逗子の移住者が作っているPodcast番組「今夜はベロキチ」という番組とコラボすることになった。提案されたテーマの中に「移住前にこれは調べておけ！調べておけばよかった！と思うことはなんですか？」という質問があった。なるほど、なんだろう。
　ちなみに、「移住ZINE」のおしゃべりのパートナーは、ドラさんだ。ドラさんって誰だろう。一応本名をもじって決めた名前だったけれど、私が「○○をしたいなぁ」と思ったことを口に出すと本当に叶えてくれたりして、ドラえもんかな？って思う瞬間があるので、ドラさん。ドラさんの正体は実は役場職員で、地域おこし協力隊のサポートをしてくれている。
　地域おこし協力隊というのはざっくり言えば、いわゆる「イノベーションを起こしてほしい」という存在。特に紫波の場合は、町に移住することで何かしらの化学反応を起こす活動をすることが期待されている。しかし「イノベーション」というのは、一人が手先・口先で動いたところでそうどうにかなるものでもない。そこでやはり行政の立場にいる人が柔軟かどうか、のも大事なポイント。ドラさんはラジオ好きで、Podcast番組を一緒にやるために個人的に機材を一式そろえてくれ、収録・編集・聞き役まで担ってくれている。役場職員の柔軟性、もここまで来ると驚きではないだろうか。