今ではパソカと呼ばれることもあるようですね。

今ではこれほど女性たちの生活に浸透している言葉ですが、10年前には、イエローベース、ブルーベースなんて概念はなかったものです。

当時は一重・奥二重・二重向けのメイクや、輪郭にあわせたカットがあるぐらいで、骨格ストレート・ウェーブ・ナチュラルなんてものもありませんでした。

しかし今やメイクの指針は、基本的にパーソナルカラー。「ブルベ大勝利コスメ」「イエベ向けおすすめチーク」といったインスタの一枚目の表紙を見かけることも多くなりました。

アクセサリーを買おうとしても
イエベはゴールド系、ブルベはシルバー系が肌に馴染みます、なんてネットで診断があるほど一般的な言葉になりましたね。

ところで私事になりますが、私自身は誰が見てもまごうことなきイエベです。
どちらかというと色は白いほうですが、黄色みが強いです。

だけど青みのピンクとか青みのボルドーが好きです。

でもそういったリップ・チーク・アイシャドウを塗ると、「パーソナルカラーはイエベなのにね～合ってないよね」って思われるような世の中になったようです。そう、パーソナルカラー通りのメイクが正しく、それ以外は己を理解していないと思われがちです。

私は自分のパーソナルカラーを分かっていないわけではありません。

ただ私は青みがかった色が、好きなんです。

服だって黒やグレーがいい。

上品で、落ち着いた、そんな雰囲気のものを気に入ってるんです。好みだけでいうと、ブルベ冬なのでしょう。

元気で明るいオレンジ！コーラル！イエベ春ではないんです。

だから明日は青みがかった色のリップを塗ります。

パーソナルカラーを流行らせたことは納得できませんが、反対に何も気にせず好きなものを塗れば良いのだということに気づかせてくれてありがとうございます。

(という、昨今のパーソナルカラーは守って当たり前という空気への抵抗でした)