見出し画像

車座と歌会

字引きさん主催「車座と歌会」に参加しました。
大喜利の方はさっぱりだったので割愛
詠んだ短歌について少し補足したい

今回のテーマは「試験」
試験と聞いて思い浮かんだ要素が以下
・廊下が静か
・単語帳を見ながら登校
・電車で聖書を読む
・シャーペンを2本出すけど使わない
・ランチを友達と食べる
・机の中を片付ける

詠んだ歌と解説は以下

しわくちゃな学級だより蝉時雨賞味期限切れパンは冷凍

丁度期末試験が夏だったと思って詠んだ。テスト週間は引き出しに物を入れるのが禁止だったので事前に全部ロッカーに突っ込むんだけど、4月に配られた学級便りが奥から見つかるんだよね。昔から整理整頓が出来ないから。高校を卒業して、もうすぐで10年経つんだけど、いまだに気づいたら食パンの賞味期限が切れてて、慌ててサランラップで包んで冷凍してる。何も変わらない自分という存在をしわくちゃな学級便りと賞味期限切れの食パンが繋いでる、そんな歌

駆け抜けるあじさい<福音書、マタイ発ヨハネ行き鉄道

高校に入って1回目の試験が梅雨の時期にあるんだけど、僕はそこで初めて聖書の試験を受けた。これまで公立中学校でぬくぬくと過ごしてた僕にとって聖書って意味がわからないくらい分厚くて、一周回ってワクワクしたのを覚えてる。
6月に聖書の試験があって、いつもは車窓から見える紫陽花を見ながらダラダラ登校してたんだけど、テストの日は少しでも覚えるために電車で聖書を読みまくってた。声に出して読んでたと思う。そんな日を思い出して詠んだ歌。
この日だけは、あじさい<(小なり)福音書
新訳聖書はマタイによる福音書から始まってヨハネの黙示録で終わるので、マタイ発ヨハネ行き。

これまで筋肉短歌会でしか短歌を発表してなかったので、初めて対面の歌会に参加した
目の前の人から感想を聞けるのは嬉しいね
また参加したいし、大喜利の人の短歌を持って聴きたい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?