見出し画像

刺身と贅沢

坊主が伸びて、使い古され歯ブラシヘッド状態になったので床屋さんに行った。
坊主先輩のネルソンズの和田さんが「6ミリにするんだったら床屋、3ミリは自分でやっても良し」とアドバイスをくれたので中学生ぶりに床屋さんに行ってみた。

入ると、店員さんのおじちゃんとおばちゃんとそしてお客さんのおじちゃんとおじいちゃん。
そんな雰囲気で、地元の長野にいるような感覚になり席に案内してもらうと、一気に昔の記憶がフラッシュバックした。


実家から歩いて3分の「さいぐさ」という親の知り合いの床屋さん。子供の時良く行ってた。
初めて中学の時に、整髪料をつけてもらった床屋さん。
ジャニーズみたいになりたかったのに、ムースで髪の毛の位置が高くなっただけの髪型にされた。
年頃の兄貴が、髪を切りに行ったらお母さんに「全く変わってないじゃない!もったいない!」と怒られ、すぐ同じ店に行かされ「すみません、もっと切ってください」と言っていた兄貴。

そんな事を思い出しながら、6ミリでとお願いすると「6ミリでも0.1ミリでも良いよ〜」と絶対美容院では聞かないであろう、おじちゃんボケをしてくれた。

バリカンだけではなく、何か色々な道具を使って丁寧に時間をかけて坊主にしてくれるおじちゃん。

めちゃくちゃ贅沢な気分。

まさにプロの技だ。

他の人からしてみたら、全くわからないかもしれないけどめちゃくちゃテンションが上がる。

オリンピックどうなるのかね〜という、これぞ床屋さんトークを聞きながらシャンプー、顔剃りも久しぶりにしてもらいプルプル状態。
これで1600円はめちゃくちゃお得だと思う。

ホカホカと、銭湯から上がったような顔をしてお店を出た。
外にいた人は、ニヤニヤしながら床屋さんから坊主が出てきて何だこいつと思ったかもしれない。

ただオススメしたい。

刺身くんに。
たまたま、床屋さんに行く前にこれまた坊主先輩のそいつどいつ刺身くんとたまたま電車で会って、床屋さんに行く事を話したら、ちょっと興味持ってくれた。
そんな刺身くんに伝えたいnote。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?