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【3日連続ドローン攻撃】ロシア「予備兵ありません!」遂に兵力尽きる【ハルキウ攻勢停止へ】ロシア空軍基地「完全に破壊」ボコボコに【マスコミが絶対伝えないウクライナ戦況図】ハルキウで民間人●○ブチャの再来


【5月17日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
1:09 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:37 ウクライナとロシア情勢に関する最新ニュース
2:48 ウクライナ経済戦時経済の中緩やかに回復へ
4:28 クリミアのベルベク飛行場「完全に破壊」
5:18 目標自動認識ドローン量産へ
3:56 ATACMSクリミアの防空システム破壊
5:59 ウクライナ各地域の戦況
6:16 北東部 ハルキウ方面 リプシ、ボフジャンスクの戦況
11:55 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
14:19 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
15:18 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況

#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領

マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。


みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
チャンネル登録して通知をオンにすると、
動画公開時に連絡が来ます
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください

■ウクライナ情勢


ロシアがキーウに侵攻してから813日となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍の損失は、
兵士1520名
戦車19両
装甲戦闘車30両
砲27門
ドローン13機
巡航ミサイル1発
その他車両94両
となっています
戦線全体で一日で140回の地上戦の報告がありました
ロシア軍の戦闘能力が次々と失われていますが、歩兵の前進は続いています
そして、視覚的に確認できるウクライナ軍の装備の損失数とロシア軍の損失数の比率は、
1対1.9で、
ウクライナ側の損失数に比べ、ロシア側はその1.9倍になります
ロシア側の損失は戦車、
歩兵戦闘車、
軍用トラック、
民生用トラックが多く、
反対にウクライナ側の損失は砲、
ピックアップ、
装甲車両が目立ちます
昨日もお伝えしましたが、ロシア軍は前線に兵士を送り、
歩兵の脅威となるウクライナ軍の砲と補給車両をドローンで探して破壊していることがわかります

■ウクライナ情勢に関するニュースを簡単にお伝えします


YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
イギリス国防省の定期報告では戦時経済下にあるウクライナの経済について、比較的安定した回復力を示していると分析しました
経済分析に当たってロシアとウクライナで大きく異なる点があり、
ロシアは他国からの経済支援はなく、公式統計はお化粧されて実態と離れた数字が公表されますが、
ウクライナは先進国や周辺国などからの経済支援があります
その上で定期報告ではウクライナの経済成長率について、
2022年はロシアによるインフラ施設への攻撃でマイナス29%と大幅に経済が縮小した後、
2023年は5%の経済成長、
今年は3%の経済成長を遂げる可能性が高いと分析しています
またインフレも低下傾向にあり、
2022年は26%でしたが、
最新の4月の数値は3.2%と大幅に低下し、
農作物の豊作、
消費の継続的な回復や、
戦時中のコスト上昇による影響も次第に薄れていくと分析しました
ウクライナの経済状況は改善傾向にあり、
ウクライナ国立銀行の政策金利は一時25%となりましたが、
今年4月末に13.5%に引き下げ、
ロシアによるウクライナ国内への攻撃の効果が薄れていることが経済面で確認されたことになります
2番目
昨日の動画でお伝えしたクリミアのベルベク飛行場に対する攻撃の結果が明らかとなり、
専門家は「おそらく完全に破壊され、長期間にわたり活動不能になった」と分析しました
攻撃は2日間にわたり弾道ミサイルのATACMSによりおこなわれ、巡航ミサイルのストームシャドウ、スカルプミサイルも同時に使われた可能性があります
昨日の動画では防空レーダーの破壊をお伝えしましたが、
今日判明した衛星画像によると少なくとも2機のMiG31と弾薬庫が破壊されたことがはっきり確認できます
攻撃はクラスター弾頭を使っていることから、これ以外に衛星画像でわからない損害も発生していると思われます
3番目
ウクライナでは、自動で目標を認識して攻撃するFPVドローンの量産が開始されました
詳細は明らかになっていませんが、今月数千機のドローンが出荷される予定だとのことです
代表者のバベンコ氏のインタビューによると、赤外線サーマルカメラを使って画像認識をおこない、目標をロックオンするものだとのことで、命中精度の向上、操縦の負担軽減が図られるほか、
一人で複数のドローンを操作し、同じ部隊の別の目標を同時に攻撃して殲滅させることも可能になると思われます

■それでは、各地域の戦況です


戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面でフルスクリーン表示に
していただくと、
日付とともに追いかけることができます

●北東部 ハルキウ方面


ロシア軍はハルキウの国境線沿いに
侵攻してから7日になりました
ハルキウの天気はくもり
最低気温0度、最高気温17度
今日の天気予報は雨となっています
ウクライナ軍のヴォロシン報道官によると、
ウクライナ軍はハルキウ方面の状況を
部分的に安定させつつあると述べていますが、
予断を許さない状況は続いています
また王立ユナイテッドサービス研究所RUSIでは、
ウクライナ軍に地対空ミサイルの不足が
見られ、ロシアの偵察機が
ハルキウの最前線の後方に自由に
飛行できるようになっていると伝えています
一方ロシアはヴォフチャンスクで
民間人の避難を妨害し、
地下室に閉じ込め、
民間人を処刑し、
人質に取っているとの報告があり、
これはブチャやイジュームの民間人虐殺と
並ぶ事件になる可能性があります
国連は昨年12月にロシア軍が
ウクライナの民間人を処刑した事件を
少なくとも142件報告し、
戦争研究所では、戦争が始まって2年間の
クレムリンのプロパガンダにより
ロシア人にはウクライナ人の存在を
否定する感情が生まれ、
占領地で民間人の処刑につながっていると
分析しています

○リプシ方面


ロシア軍はフリボケで前進が停止する一方、
ルキャンツィの南西でリプシに向かって
前進しました

フリボケ/ルキャンツィ/リプシ


1番目
フリボケの集落では、
ロシア軍の攻撃はウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありません
最前線は戦況図の通り、
集落の中央付近とみられます
2番目
その東では、
ウクライナ軍のドローンの攻撃位置から、
ロシア軍はリプシに至る道路、
その東のリペツ川沿いに前進していて、
その範囲をウクライナ軍の支配地と係争地から
一部ロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
お見せしているのはその中でも最南端の
リプシ郊外でロシア軍の歩兵の集団が
歩いて前進している様子をウクライナ軍が
観察している様子となっています
この場所までをロシア軍が前進したとして
戦況図を更新しました

ルキャンツィの東


面積は1.5平方キロほどになります
ロシア軍は、この方面に第30、
第41自動車化ライフル連隊と、
第128自動車化ライフル旅団の部隊を
展開していますが、
ウクライナの防衛研究所は、
そこで予備兵力が枯渇した可能性を
指摘しています

○ボフチャンスク方面


1番目
ブフルヴァトカでは、
ロシア軍の第1戦車師団と第47戦車師団で
装甲車両を投入し、
ボルチャンスクの西を回り込むように
攻撃をおこなっています
ウクライナ軍は昨日お伝えした道路を
防衛線にしていますが、
一部の部隊は攻撃をかいくぐって
ドネツ川の橋に到達したとの情報もあり、
ロシア軍はスタリチャとボフチャンスクを
結ぶ幹線道路を遮断しようと試みています
お見せしているのはウクライナ側のもので、
地図で示した場所の付近の様子となっています
今のところは戦況図に変更はありません

ブフルヴァトカ


2番目
ボフチャンスクでは昨日の動画で
お伝えした段階から市街戦に突入しました
位置情報つきの映像によると、
ロシア軍が地図で示した病院で
ロシア軍が活動している様子が確認できます
映像では病院の入り口のひさしを踏み外した
ロシア兵の様子が映っています
ロシア軍は森を抜けて病院に到達したと
考えられることから、
この病院までをロシア軍が占領したとして、
また、ボフチャ川の北側を
係争地として戦況図を更新しました

ボフチャンスク


3番目
昨日の動画の最後で
古い戦闘機が並べられていた飛行場の
ストリートビューの画像を案内しましたが、
複数の情報を総合すると、
この飛行場付近はロシア軍が
占領しているとして戦況図を更新しました

ボフチャンスクの飛行場


4番目
ロシア軍はドローンでも比較的優位を
保っているようで、
ウクライナ軍の戦車3両が
ボフチャンスクの南でドローン攻撃により
損害を受けた情報があります

ボフチャンスクの南


一方、ロシア軍は
すでに大きな損失が発生し、
戦闘能力はすでに低下している情報が
いくつかあります
戦況図でもわかるようにここ数日で
攻撃軸の数が減少しているほか、
ロシア軍は用意していた予備部隊を使い果し、
ロシア軍は戦力不足から
クピャンスク方面の戦力を引き抜いて
投入している情報があります
また最新の情報では、
ロシア軍の前進は最小限に減速し、
事実上停止したとの分析もあります
戦争研究所の分析では、
ロシア軍はハルキウの作戦目標を
達成するための戦力が揃わないまま
見切り発車で攻撃を開始したとしています

●北東部 ルハンスク州方面
●東部 バフムト方面


クピャンスクからバフムト方面の戦況について
お伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面で20回、
スバトベ・クレミンナ線で2回、
シベルスク周辺で5回、
チャシフヤールでも5回
攻撃をおこないました

○クピャンスク方面


ロシア軍はクロフマルネを起点に
西のピシチャネ、
南のベレストーベに向けて攻撃をおこない、
前進しました

クロフマルネ/ピシチャネ/ベレストーベ


位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍はベレストーベの北の郊外で
ロシア軍のT80戦車を破壊していることから、
ロシア軍がハルキウ・ルハンスク州境まで
到達したことが確認できます
お見せしているのはウクライナ軍の
第110機械化旅団のもので、
地図で示した場所の様子となっています
その範囲を係争地からロシア軍が
占領したとして戦況図を更新しました
面積は2平方キロほどになります
なお、ピシチャネ方向ではロシア軍は
わずかに前進している可能性がありますが、
詳細は不明ですので係争地の範囲を
拡大させました

○チャシフヤール方面


1番目
ボホダニフカでは、ウクライナ軍が反撃し、
前進しました
位置情報つきの映像によるとロシア軍は
地図で示した場所でドローン攻撃を
おこなっていて、
集落内にウクライナ軍の存在が確認できます
お見せしているのはロシア側のもので、
地図で示した場所の様子となっています
この場所は4月末にロシア軍が
占領したところでしたが、
その範囲をロシア軍占領地から
係争地に戦況図を更新しました

ボホダニフカ


2番目
クリシチフカでは、ウクライナ軍が
市街地のロシア正教会の建物に
砲撃している映像とされるものがあり、
ロシア軍が北から攻勢を仕掛け
地上戦となっている可能性があります
こちらは詳しいことがわかりましたら
またお知らせします

クリシチフカ

●南東部 ドネツク州


アウディーイウカ、
マリンカ、
ブフレダール方面の戦況についてお伝えします

○アウディーイウカ方面
○マリンカ方面


ロシア軍はアウディーイウカ方面で18回、
マリンカ方面で少なくとも5回
攻撃をおこないましたが、
いずれもウクライナ軍が撃退しました
また、ポビエダの南ではウクライナ軍が
反撃して戦術的な位置の改善を
おこないましたが、面積は小さく、
戦況図に反映できるほどではありませんでした

アウディーイウカ方/マリンカ

○ブフレダール方面


この方面でロシア軍は、22回
攻撃をおこない、
ウロジャインとスタロマイオルスクで
地上戦となっていますが、
戦況図に影響のある情報はありませんでした

●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州


この方面でロシア軍はロボチネで4回
攻撃をおこない、
クリンキーに5回
攻撃をおこないました
そのうちヴェルボヴェでは、
ウクライナ軍の戦線の整理によって
突出部から撤退し、
スロビキン線の東側で
ウクライナ軍の奪還地を縮小させ、
係争地の一部をロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
面積は3平方キロほどになります
今日は以上です
戦況の分析やニュースの感想、
最新情報など是非コメント欄にお寄せください
ご視聴いただきありがとうございました

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