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【焦るロシア】友軍誤射で犠牲多数【マスコミが絶対伝えないウクライナ戦況図】イギリスも史上最大の軍事支援表明|カディロフ危篤「後継巡りチェチェン混乱へ」


【4月23日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
0:35 ウクライナ戦況の全般的な事柄
1:36 チェチェンのカディロフ不治の病でクレムリンが後継決定へ
3:08 イギリス過去最大の軍事支援発表
3:41 ゼレンスキー大統領クリミア半島奪還に向け重要な合意を発表
4:23 各地域の戦況
4:38 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
10:55 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
14:59 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況

#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領

マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYeggD4iKOM_yLyhL2ItsSy0dHDKaEKmW
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs - Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。


みなさんこんにちは
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早くわかりやすくお届けします
よろしくお願いします
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動画公開時に連絡が来ます
過去の動画も、
再生リストからあわせてご覧ください

■ウクライナ情勢


ロシアがキーウに侵攻してから789日となりました
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍の損失は、
兵士730名
戦車7両
装甲戦闘車8両
砲17門
防空システム1基
ドローン5機
巡航ミサイル2発
その他車両35両
となっています
戦線全体で一日で85回の地上戦の報告がありました
そして、視覚的に確認できるウクライナ軍の装備の損失数とロシア軍の損失数の比率は、1対4.2で、
ウクライナ側の損失数に比べ、ロシア側はその4.2倍になります
ロシア側の損失は軍用トラックが多く、
反対にウクライナ側は歩兵戦闘車がやや目立ちます

■ウクライナ情勢に関するニュースを簡単にお伝えします


YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ノヴァヤガゼタはチェチェン共和国のカディロフ首長の後継者として、
アラウディノフ氏が事実上決定したと伝えています
記事によると47歳の独裁者カディロフは深刻な病気で治療の見込みがなく、末期の状態にあるとのことで、クレムリンは後継者を決定する必要に迫られています
後継者はクレムリンの意向に沿った人物で、混乱なく政権を移行することができる人物である必要があり、その人選は困難であったとのことですが、選ばれたのはチェチェン特殊部隊「アフマト」司令官のアラウディノフ少将となりました
同氏は昨年3月、ワグナーを自身が率いるアフマト部隊に移管する交渉を成功させた功績により、
プーチン大統領はロシア国防省軍事政治工作総局の副局長に任命しました
同氏は昨年12月の統一ロシア党の党大会で重要な演説をおこない、「輝かしい将来への道筋が開かれた」とのことです
ちなみに記事によると、カディロフ首長は2019年1月に進行性の膵臓壊死という病気にかかり、腎臓の合併症も発症して昨年9月には昏睡状態になったと言われています
2番目
イギリス政府によると、スナク首相は23日、訪問先のポーランドでウクライナ向けに過去最大の軍事支援を発表すると公表しました
内容は5億ポンド(900億円)の追加資金支援に加え、
400両の車両、
60隻の上陸用と潜水用舟艇、
1600発のミサイルと数量不明のストームシャドウミサイル、
400万発の小型武器の弾薬などとなっています
3番目
またゼレンスキー大統領はビデオ演説で、長距離地対地ミサイルのATACMSの提供についてバイデン大統領と正式に合意したと発表しました
ウクライナには昨年10月に射程160キロでM74子爆弾を搭載したものが少数供与され、ベルジャンスクとルハンスクの軍用飛行場に大きな損害を与えたとされています
種類や数量など合意の詳細は不明ですが、ATACMSには数種類のミサイルがあり、射程300キロのものはクリミア半島のほぼ全体が射程内に入ります

■それでは、各地域の戦況です


戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面のフルスクリーン表示で
日付とともに追いかけることができます

●北東部 ルハンスク州方面
●東部 バフムト方面


スバトベ・クレミンナ線、
シベルスク周辺からバフムト方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
テルニーとセレブリャンスキーの森林で17回、
シベルスク周辺とバフムト方面で14回
攻撃をおこないました

○ハルキウ方面


ロシア軍はハルキウを
衛生地帯(サニタリーゾーン)と名付けて
封鎖戦術を用い、
この日はハルキウのテレビ塔を
弾道ミサイルで攻撃し、
その一部が破壊されました
また同時に、
ロシアでは住民をパニックに陥れるための
情報作戦をおこなっています
ロシアのプロパガンダ雑誌では、
「ハルキウはバフムトや
アウディーイウカよりも悪い状況になる」
と住民に恐怖心を植え付けようと伝え、
ロシアの軍事ブロガーは「民間人は
今のうちにハルキウを放棄して
逃げるべきだ」と伝えています
ハルキウはウクライナ第2の都市で、
福岡市とほぼ同じ人口、
ほぼ同じ面積の都市で、
情報は引き続きラジオ、
ケーブルテレビで入手でき、
戦争研究所の分析では、
ロシア軍にはハルキウを占領するのに
必要な兵力が不足していると評価しています

ハルキウ


○スバトベクレミンナ線


テルニーの東では、双方が攻撃をおこない、
陣地戦となっています
1番目
集落から3キロの谷では
位置情報つきの映像によると、
ロシア軍が再度攻撃し、
その一部を再占領しました
お見せしているのはウクライナ軍の
第95エアアサルト旅団のもので、
地図で示した場所の様子となっています
この場所は今月に入り
ウクライナ軍が奪還した所ですが、
その一部をロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました

テルニー


2番目
またその南の谷では、
ウクライナ軍がロシア軍の側面を
南から攻撃して、地上戦となっています
ウクライナ軍はロシア軍の突出部を
北と南から挟んでしまおうとしていますが、
ロシア軍もウクライナ軍の新しい陣地に
熱気化爆弾を投射して防衛しています
こちらは戦況図に変更はありません

テルニー

○シベルスク周辺


ビロホリフカでは、
ロシア軍は町の東から攻勢をかけようと
考えているフシがあり、
鉱山の北のウクライナ軍陣地に
砲撃をおこない、
ウクライナ軍を牽制しています
反対にウクライナ軍は砲撃に加えて
バーバヤガという巨大ドローンを
全線一帯に投入し、
ロシア軍のBMP歩兵戦闘車と
軍用トラックを破壊して戦力を削っています
バーバヤガは15キロまでの対戦車ミサイルなどの
爆発物を運ぶことができる
ウクライナの大型クワッドコプターで、
スラブ民話に出てくる痩せ細った
年老いた魔女から名付けられています
お見せしているのはウクライナ軍の
第81エアアサルト旅団のものとなっています
こちらも戦況図に変更はありません

ビロホリフカ

○チャシフヤール方面


この方面ではロシア軍は
チャシフヤールの占領に向けて攻撃をおこない、
24時間砲撃と突撃をおこなっています
ウクライナ軍は数日前は
壊滅的に弾薬が不足していたとのことですが、
今では最前線に弾薬が届いたとのことで、
砲撃とドローンでロシア軍の前進を
阻止することが可能となっている
との情報があります

チャシフヤール


ウクライナ軍の
第92エアアサルト旅団の大隊副司令官の
マリャレヴィッチ氏はウクライナの
メディアに登場し、「敵はボホダニフカ、
カナル、
イワニフスケの3方向から
攻撃をおこなっている
時折運河を越えてくる部隊があるが、
そこで撃退されている」と述べました
1番目
ボホダニフカでは、
位置情報つきの映像によると、
ロシア軍の砲撃位置が北に移動していて、
ウクライナ軍が反撃して押し戻し、
集落で市街戦となっています
ウクライナ軍は
西側の高地を押えていることから、
ロシア軍のいる集落の南側に有利に砲撃でき、
ロシア軍の戦力を削ってから、
森林からウクライナ軍の地上部隊が出て
ロシア軍を掃討しています
お見せしているのはロシア側の映像で、
地図で示した場所で
ウクライナ軍が活動している様子となっています
この場所をロシア軍占領地から
係争地に戦況図を更新しました
ロシア軍がチャシフヤールを占領するには
カリニフカを占領することが必要で、
カリニフカを占領するには
ボホダニフカを占領することが必要なため、
この変化はロシア軍は
チャシフヤールの占領が遠のいたことを
意味します

ボホダニフカ


2番目
カナルとノヴィでは、
ロシア軍はSu25の近接空爆を実施し、
特にカナルの北西側の森林で7回
空爆をおこなっていることから、
今後この方向に攻撃を仕掛ける可能性があり、
注意が必要です

カナル/ノヴィ


3番目
イワニフスケの南の郊外では、
位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍が反撃し、
陣地を奪還して前進しました
お見せしているのはウクライナ側のもので、
地図で示した場所でウクライナ軍の
第92突撃旅団が陣地を確認している
様子となっています
この付近は10日前にロシア軍が
占領したところでしたが、
ロシア軍は2月末に前進したところまで後退し、
その部分をウクライナ軍が奪還したとして
戦況図を更新しました

イワニフスケ

●南東部 ドネツク州


アウディーイウカの天気は、はれ
最低気温は9度、最高気温は21度
今日の天気予報は、くもりとなっています
アウディーイウカ、
マリンカ、
ブフレダール方面の戦況についてお伝えします

○アウディーイウカ方面


この方面でロシア軍は16回
攻撃をおこないました
ロシア軍はオチェレティネに焦点を絞り、
側面となるノヴォカリノヴェとベルディチ、
セメニフカに空爆と多連装ロケット攻撃おこない、
ウクライナ軍の動きを押えたのち、
地上部隊をオチェレティネに集中させて、
ここを突破してウクライナ軍の
新しい防衛線の裏側に回り込もうとしています
1番目
オチェレティネでは、
ロシア軍は南側の住宅地の
主要な部分を占領し、
その後線路を渡り北側に出て
駅前の商店の横で占領を示す旗を掲げました
お見せしているのはロシア兵が
駅前の建物に旗を掲げ、
占領を主張しているところとなっています
またロシア軍は町の北側の
大きな工場に空爆をおこない、
ウクライナ軍の動きを牽制しています
ロシアの軍事ブロガーには
オチェレティネ全体を占領した
と伝える人もいますが、
そこまでではなく、
ウクライナ軍はロシア軍に
長い突出部を作らせて
、駅の西の大きな工場と住宅地で
市街戦に誘っているようにも見えます
この付近をウクライナ軍の支配地から
係争地と一部ロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました

オチェレティネ


2番目
ウマンスケとネタイロベの間の三角地帯では、
ロシア軍は車列を使った攻撃を
北と中央の二つの攻撃軸で再開しましたが、
確認できるだけでロシア軍は戦車4両、
BMP歩兵戦闘車2両、
ゴルフカート2両の損害を出して撃退されました
しかし、
攻撃を合図に中から出てきた歩兵が前進し、
地図で示した場所まで到達しましたが、
ウクライナ軍のドローンで撃退されました
お見せしているのはウクライナ側のもので、
地図で示した場所で
軽装備で歩いているロシア兵を
観察しているところとなっています
戦況図に変更はありません

ウマンスケとネタイロベの間の三角地帯

○マリンカ方面


この方面でロシア軍はヘオリイフカから
ウロジャインまでの間で23回
攻撃をおこないました

ヘオリイフカ/ウロジャイン


そのうちノヴォミハイリフカでは、
昨日の動画ではロシア軍が町の中央で
旗を立てて占領を主張しましたが、
その後ロシア軍は町の西の端でも
占領を示す旗を掲げました
お見せしているのは地図で示した場所で、
ウクライナ軍の砲撃に遭いながらも
建物に入り旗を立てる
ロシア軍の様子となっています
北側の住宅地を除き、
町全体をロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました

ノヴォミハイリフカ

○ブフレダール方面


ウロジャインの東では、
位置情報つきの映像によると、
ロシア軍の第14スペツナズ旅団が
地図で示した場所で、
同じロシア軍の戦車とMTLB装甲戦闘車を
破壊した情報があり、
この場所がロシア軍の支配下にあることが
確認できましたので、
ウクライナ軍の奪還地から、
ロシア軍の占領地に戦況図を更新しました

ウロジャイン


お見せしているのはロシア側のもので、
画像処理していないものは
テレグラムに掲載しましたので、
グモグモした怖いものをご覧になりたい方は
概要欄のリンクからご覧下さい

●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州


この方面でロシア軍は
スタロマイオルスクとロボチネで4回
攻撃をおこない、
クリンキーでは4回
攻撃をおこないましたが、
いずれもウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありませんでした
今日は以上です
ご視聴いただきありがとうございました

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