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【公式】松井須磨子記念館構想【2023/12/30】

2023年12月30日
一般社団法人松井須磨子協会

松井須磨子記念館構想につきまして


2023年12月23日、信濃毎日新聞朝刊に当法人の「松井須磨子記念館構想」が掲載されました。

・記念館構想を思いついた経緯
私はイベント開催等の顕彰活動を約1年半行いながら、所縁の地を歴訪したり、関係者や関連団体との関係性の構築を行って参りました。その中で、都立雑司ヶ谷霊園・島村抱月墓地の墓じまい問題に直面し、私が調査リーダーとしてお墓じまいの経緯を解明しました。島村抱月は劇団芸術座の座長で、松井須磨子の恋人でした。当墓地は須磨子が区画を購入後に島村家へ寄贈し、『3通の遺書』の舞台にもなりました。お墓ですら無くなってしまう時代です。その際に無形なイベント活動だけでなく、有形に残る顕彰活動を行う必要があると考えました。そして、今までの顕彰活動で行われて来なかったことは何かと考えました。それが松井須磨子記念館の設立なのです。松井須磨子の師匠である坪内逍遥、芸術座との関係性が深かった中山晋平、相馬御風、吉井勇、北原白秋、竹久夢二は全員記念館があります。しかし、松井須磨子の記念館はございません。「演劇が無形文化財だから?」いやいや、坪内逍遥も川上貞奴も記念館がございます。構想が実現すれば『日本初の新劇女優』、『日本初の歌う女優』として知られる松井須磨子の功績を学べる新たな教育機関、芸術文化発信拠点及び観光拠点となります。

・なぜ、記念館を設けるのが今なのか
早ければ早い方が良いのです。松井須磨子は大正8年(1919)に亡くなりました。既に死後100年が経過しており、一般的に松井須磨子のことに関心を持ってくださる方は高齢者が大半です。即ち、両親や祖父母が松井須磨子世代だった方々です。今がぎりぎりなのです。私が定年になってから記念館構想を打ち出しても、世代が大きく移り変わり、既に松井須磨子のことが忘れ去られている可能性が高いからです。

・候補地はどこが良いと考えるのか
松井須磨子の故郷である長野県長野市か、劇団芸術座の活動拠点だった東京都新宿区神楽坂のどちらかが良いと考えます。地方創生を重視すると長野市、アクセスや発信力を重視すると神楽坂です。一長一短なので、皆様のご意見もお伺いしたいと思います。

・財源はどうするのか
現状は構想段階です。構想を実現するには、記念館設立に対する補助金や助成金は期待できたいため、寄付やクラウドファンディングによる資金調達を検討しております。

・最後に
私には35歳という若さと松井須磨子の親族という大義名分があります。時間とお金は掛かるかもしれません。しかし、長野県民、新宿区民、早稲田大学卒業生は勿論、日本全国や世界の芸術文化を愛する方々、記念館構想に賛同してくださる方々の総力を結集し、我々の時代に成し遂げるべき一大事業だと思っております。どうぞ応援宜しくお願い申し上げます。DMやメールもお待ちしております。

一般社団法人松井須磨子協会 代表理事 堀川健仁 拝


当法人の松井須磨子記念館構想に関する公式見解です。
当法人は、記念館構想の実現を目指しながら、「カチューシャの唄の日記念祭」「大正芸術祭」等の顕彰行事を開催しております。入会及び寄付を募集しております。ご支援の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

振込先:
住信SBIネット銀行 法人第一支店(106)
普通 2036972 一般社団法人松井須磨子協会


【メディア掲載】

【信濃毎日新聞】
俳優・松井須磨子、記念館を故郷長野に 没後100年余「今こそ光を」
女性の地位低かった時代に活躍
(2023/12/23)

プロフィール

堀川健仁
静岡県出身。大正時代の新劇女優・松井須磨子養家子孫。新型コロナ禍における芸術文化活動支援として2022年に松井須磨子の功績を讃える顕彰講演会を主催。芸術座創立110周年を祝し、2023年に「一般社団法人松井須磨子協会」を設立し、松井須磨子と島村抱月の顕彰活動を行っている。


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