椿と珈琲と、豪雨

フォローや、スキ、有難う存じます。

文字であらはすのは難しきものですが、これでも、とても歓んで居ります。

最初の投稿で、本音を出せなひ自分に宛てた小編を書き連ねました。

あれのお陰か、先日、未来の旦那様に、思つていることを、不器用ながらに伝へる事が出来ました。

伝へましたところ、現状は、未来の旦那様と居る時間は、前よりも善くなりました。

嘘を吐ひて、本音を隠して、笑顔を貼り付けて済ますよ

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はすぬま温泉に行ってきた話

昼間っから大田区の銭湯をはしごしている日。
もみあげ百貨店と夜に合流予定だったものの、時間があり余ったので蓮沼にある改正湯、池上にある桜館を堪能。

時間は19時近くになる。

携帯の充電が、あぶない。
こういう日に限ってモバイルバッテリーを忘れてしまう。せめて充電器を持っていればマックで解決するのに。軽いから充電器を持っているとして、それを刺すためにうろうろさまよったり、マックに行く労力を考

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小島烏水と自然主義文学、柳田国男、田山花袋

日清・日露戦争勝利から、世界大恐慌までの短い期間でしたが、帝国主義の強国として欧米列強に肩を並びはじめた、と日本人が勘違いした時代。

知識人においては個人主義や理想主義が意識され、若者の間では自由恋愛が流行しました。「大正ロマン(モダン)」時代の始まりです。

「山岳会」創立者小島烏水もこの時代に探検的、地理学的な記録を「紀行文学」として文芸雑誌に精力的に発表しました。

ロマン主義文学は森鴎

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自己紹介。結婚の事。父の浮気。

手始めにと書きなぐつた投稿に、早速いいねを頂き、有難う存じます。

お題に「自己紹介」と云ふものがありましたので、これは御誂え向きと、書いてみやうと思ひました。

私は、満えいむと申します。

まんえいむ、と読みます。

本名ではありません。

いはゆる、アナグラムのやうなものです。

31歳になりました。女です。

仕事については、伏せます。

未婚ですが、婚約中。まもなく結婚と相成ります。

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初めての投稿

時折、無性に、「自分をやめたくなる時」と云ふものがあります。

けれど、私は私からは逃げられませぬ。

私が作りだした「私」からは、永遠に逃れられぬ。さう思ふのです。

人の一生は、まるで檻の中にあるやう。

人は、生き、成長しながら、その自分を捕らえる檻と云ふものを、内側から少しずつ、自分の手で組み立てていくやう。

其処から逃れることはできませぬ。

何故ならこの世の中には、私と云ふ動物を、外

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リアクションいただきまして、誠にありがとうございます!
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芸術という“言葉"の身元は!?

芸術(げいじゅつ)

この言葉は、生え抜きの
日本語ではありません。

明治時代に西欧近代文化の
輸入と共に新しく導入されたのです。

思想家のさくまぞうざんは

「東洋の道徳、西洋の芸術」

と言ったみたいですが、
当時はまだ今使われている
「アート」的な意味はなくて

“学問、技術"

と言った意味だったんですよね。

それが今日言われている意味に
使われ始めたのは

明治の末から大正時代にか

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ほんとうのほんのはなし

いま「あの頃はどうして本ばかり読んでいたのか」ということの答えを探してみても、それは殆ど意味のないことのような気がする。ただひとつわかることは、もし幼い頃のわたしがスマートフォンや自由なインターネット環境を手に入れていたならば、あれほど本にのめり込むことはなかっただろうということだ。

さて。

そういうわけ(どういうわけ?)で今回からはわたしの憧れの方々、影響を受けた方々をご紹介していきます。

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マガツヒト

53.

 ふしゅっ、と蒸気音を立てて分厚い鋼の扉が開く。
 広い室内は圧迫感を覚えないようにと配慮されて、暖かな色調の木板が張られ、床には厚めの絨毯も敷かれ、柔らかな瓦斯(ガス)灯の光に照らされているものの、無駄に高い天井のせいか、その下に蠢く冷たい鋼鉄の血が透けて伺えるようで、足を踏み入れる度にいつも喉元に切っ先を突きつけられているような心地になった。
 いや、真にこの部屋を冷徹たらしめている

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マガツヒト

52.

「あいつ……こんなとこ私物化してやがったのか」
 遠慮なくきょろきょろと室内を見渡しながら足を踏み入れたカゲトラは、机の上に置かれていた分厚い冊子の一つを取り上げて徐にぺらりと頁を捲った。ただそれだけで降り積もった粉塵が舞い上がり、くしゃみと咳とが両方噴き出してえらいことになる。
 それでも中身は辛うじて無事だったようで、薄汚れてはいたが何とか文字は読めそうだ。ところどころ潰れたり何だり

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