本日は「芸術座結成記念日」です。

百十年前の1913年（大正2年）7月3日、島村抱月を幹事長兼主体、松井須磨子を看板女優兼主体とし、中山晋平や相馬御風等の抱月門下生と澤田正二郎等の文芸協会二期生を大結集し、江戸川橋の貸席清風亭で芸術座が結成されました。愛と演劇に人生を捧げた二人の伝説が百十年前の今日、始まったのです。

次に、僭越ながらご報告がございます。本日7月3日に団体名を「一般社団法人松井須磨子協会」に変更申請した旨をご報告致します。産声を挙げたばかりの微弱な文化活動ではございますが、島村抱月先生と松井須磨子先生への顕彰の想いを抱きながら、ささやかな行事を定期的に開催して参りたいと思います。

又、11月5日の島村抱月先生のご命日と1月5日の松井須磨子先生のご命日のお墓参りは可能な限り続けて参りたいと思います。今までは東京で双方可能でしたが、雑司ヶ谷霊園の墓地が墓じまいとなったため、今後の抱月先生のお墓参りは島根県浜田市・浄光寺にお伺いします。

顕彰活動は担い手の高齢化が進んでおり、現役世代が頑張って次世代に繋いで行かなければならないという想いで活動をしております。

何卒応援の程宜しくお願い申し上げます。

2023年（令和5年）7月3日　

一般社団法人松井須磨子協会
代表理事　堀川健仁　拝

プロフィール

堀川健仁
静岡県出身。大正時代の新劇女優・松井須磨子養家子孫。新型コロナ禍における芸術文化活動支援として2022年に松井須磨子の功績を讃える顕彰講演会を主催。芸術座創立110周年を祝し、2023年に「一般社団法人松井須磨子協会」を設立し、松井須磨子と島村抱月の顕彰活動を行っている。

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