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自分の思いに、ただ素直に生きれたらいいのに


今日からネトフリで見られる、こちらの映画。

ネタバレを含みます。



組のカラオケ大会で最下位の制裁を何としても回避したいヤクザの狂児と、声変わりに悩む合唱部部長聡実くんの、青春物語。


特に、壮絶な過去を背負った誰が出てくるでも、長年の努力が実を結ぶような感動物語なわけでも無かったのですが、ただ純粋に、泣けました…


個人的には、狂児の歌が上手くなりたい理由(組長からの刺青制裁がエグい)はどうあれ、そこに対するひたむきさがなんとも健気で、周りに有無を言わせないその清々しさが羨ましくもありました。

そんな狂児に、当初はどこか冷ややか気味だった聡実くんが「心のまま」に最後の合唱祭を放り投げてヤクザのカラオケ大会で「紅」を熱唱するシーン。


「本当は見栄も恥もかなぐり捨てて、自分に素直な思いをさらけ出したい」


そこに、どんなに醜くてかっこ悪い自分がいたとしても、そんな自分にもっと素直でいいんじゃないかと、一瞬でも思えたのが嬉しかった涙なのかも知れません。





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