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若者のメディア利用傾向:インスタよりもTikTok、TVは見ない

みなさんこんにちは、すみです。

デジタル化が進み、一人1台スマホを持つことが当たり前になったことによって、若者のメディアの利用傾向が以前とは異なってきています

全体を通して、TikTokの人気が強く、TVは見られていない傾向が強く、この行動のシフトは今後のマーケティングに大きく影響を与えることは間違いないと考えられます。

今回は、若者のメディア利用傾向についてお話しします。

ぜひ今後のWebマーケティングの判断のヒントにしてみてください。

TikTokが人気

Z世代以下の若者の傾向として、海外でも日本でもTikTokの人気が高まっている傾向にあります。

TikTokといえばコロナ禍の在宅需要で一気に人気に火がついた動画系のSNSです。
こちらは、2019年〜2021年にかけて各SNSのアクティブユーザーをまとめた図ですが、TikTokは2021年に38%増加となり、8つのプラットフォームの中で最も成長しました

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出典:The 8 Best Social Media Platforms to Market Your Business in 2021

このように全体でのユーザー数が伸びているTikTokですが、特に若者の間で人気になっていることがわかるデータがあります。

まずはアメリカのデータです。
こちらは、アメリカのZ世代の画像や動画系のSNS(Instagram、Snapchat、TikTok)のユーザー数のグラフです。

アメリカのZ世代の間ではInstagramよりもTikTokの方が多い傾向にあります。

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出典:More Gen Zers now use TikTok than Instagram in the US

日本の若者の間でも、TikTokが人気の傾向が出ています。
こちらは年代別のSNSの利用率をまとめたデータですが、他の年代と違い10代ではTikTokがFacebookを上回る結果になりました。

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このように、TikTokは海外でも日本でも若者が中心となってユーザー数が伸びています

TVは見ない

TikTokが人気な一方で、ネットが発達する前からあるTVは海外でも日本でも見られない傾向にあります。

こちらは世代ごとに人気のエンタメをまとめたグラフです。

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こちらのグラフからわかる通り、Z世代で人気のエンタメはゲームが26%で1位となり、テレビと映画は10%で一番低い結果になりました。
他の世代ではテレビと映画が1位になっているので完全にTVの人気が落ちていることがわかります。

【Z世代に人気のエンタメ】
1位:ゲーム(26%)
2位:音楽(14%)
3位:インターネット(12%)
4位:SNS(11%)
5位:映画/テレビ(10%)

そして、若者がTVを見ない傾向は日本でも強くなっています。
NHK放送文化研究所の調査によると、10代〜20代の半数がほぼテレビを見ていないということがわかりました。

【10代〜20代のテレビ視聴率】
■ 10~15歳  56%(22%減)
■ 16~19歳  47%(24%減)
■ 20代    51%(18%減)

出典:10~20代の約半数、ほぼテレビ見ず「衝撃的データ」

若者向けのインフルエンサーマーケティングでもTikTokの利用が増加

インフルエンサーマーケティングといえばInstagramと思われるかもしれませんが、冒頭のデータからわかる通りTikTokの人気が増加していることに影響して、インフルエンサーマーケティングもTikTokが増えてきています。

こちらは、インフルエンサーマーケティングで利用しているSNSの利用率をまとめたものです。
TikTokの利用率が急激に増えていて、Instagramに続いて2位になっています。

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出典:The State of Influencer Marketing 2021: Benchmark Report

Instagramは昨年に引き続き利用率の高いSNSですが、昨年は80%だったので減少しています。

一方TikTokは、昨年はその他にまとめられるほど利用率が低かったにも関わらず、今年は45%まで急激に増加しました。

このようにTikTokはInstagramに追いつく勢いで人気になっていますが、Z世代をターゲットとする企業ではすでにInstagramよりもTikTokをインフルエンサーマーケティングに利用している傾向が強くなっています。

以上、若者のメディア利用傾向についてでした!

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