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私のことを少し


#164

こんにちは
ボイスインストラクターのスミエです

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少し私のことを

春だし、久しぶりのnoteなので
自己紹介がてら、どうして声を教える事に辿り着いたのか書いてみます。(長いよ)

北海道出身、東京在住。
趣味は、カラダと声。
あとはものづくり。完全に職人タイプです。

仕事はボイスインストラクター。
興味ある事がそのまま仕事になりました。

子どもの頃は歌が好き

出たらめな歌を歌い、よく踊ってました。
小さい頃から芸事が好きなタイプ。

歌う事が好きなまま成長したのですが
小学校の音楽の歌のテストで
音痴みたいにしか歌えない。
好きなのに出来ない事に頭がパニック!
歌が恐怖になりました。
歌を避ける人生のはじまりです。

うっかり、カミナリに撃たれた...

好きなモノは、一番苦手なモノ。
興味はあるけど、絶対近づいてはいけないモノ。
それが歌でした。

大人になったある日
Michael Jacksonのライブに行きまして
そこでカミナリに撃たれたような衝撃を受け
うっかり、歌のスクールの門を叩いてしまったのです。

そこからが地獄のはじまり...

歌うだけの声がどうやっても出ない。
ものすごく限られた音域しか出せず
全く歌にならないのです。

大袈裟でも謙遜でもなく、当時は本当に歌えない。

でも、これだけ見事に出来ない事なら
普通辞めてしまうと思うのですが、当時の私はなんとかならないかとスクールを転々としました。

でも、どこに行っても上手い人はどんどん上手くなり、そうでない人はそのまま取り残される。
私はもちろん取り残され組でした。

あんまりにも出来なさすぎて

ついに「歌えるようになるには?」から
「声ってどうやって出すの?」に焦点が変わっていきます。

でも、当時はGoogleさんもまだ登場してないので
「声の出し方」を教えてくれる先生を探し出す事ができず、ついに諦める事を決心。
歌なんて何にもならないのに、ナゼか断腸の思いでした。

諦めたら入ってくる、の法則

せっかく諦めたのに、ふと本屋さんにいくと
平積でボイトレの新刊が並んでいました。
それが、今の師匠との出会いでした。

タイトルは「人生と運命が変わる声の育て方」
人生が変わる本読んで、ホントに人生が変わった人は見た事ないなーと思いながらレジへ。
当時、相当やさぐれていました。

これで最後にしよう

ボイトレは辞めると決めたはずでしたが
内容が、気になる...どうしても....
これは探していた方法に近いのではと予感がする。

最後に一度だけ体験レッスンいこうと決め
スタジオに向かいました。

そこから、14年。

今そこで教えている私がいます。

なんの期待もしていなかった

どこに行ってもダメだったので、出来るようになる期待ゼロで通ってました。

ただ毎回のレッスンは気持ち良くて、帰り道はカラダがホカホカしてて、マッサージ付きの温泉にでも通ってる気分でレッスンに通ってました。

こんなに無欲で頑張らない習い事は初めて。

なのに、ナゼか声が変わりはじめたのですよ!

気づいたら歌も歌えるように

このスクールは声の「出し方」のレッスン。
歌を歌うためのレッスンはないのですが
教材として歌を取り上げる事があります。

いつの頃からか、その歌もなんとなく歌えるようになってきたのです。

人生まで変わってきた

ボイトレをして声が出るようになるのは
ある意味、当然と言えば当然。
でもそれだけではなく、ボイトレでいろんな事が変わり出しました。

一番助かったことは、生きやすくなったこと。

物心ついた頃からずーっと生きづらさを感じていました。それが、ただ声を出しているうちにいつの間にか無くなっていた。

あげく、人から「自然体の人ですね」と言われるようになりました。ついでに諦めていた結婚まで出来たので、「ボイトレやっててホント助かったー!」と心の底から思っています。

この、声を出しているうちにメンタルまで変わるというのは、私だけでなくよく起こることです。

声は心とカラダが緩むと、どんどん出るようになります。心とカラダが緩むと、本来のその人らしさが出てくる。らしさがが出ると、さらに声が出る。

ボイトレは本来の自分に戻る一つの方法。
そこに気づいてからはさらにボイトレが面白くなりました。

そして、教える側に

興味を持ってくれた人に「私教えてあげられるよ」と言った方が早いな、そう思って教える側にまわりました。

もちろん「もっと声について知りたい」は、いつもベースにある想い。

ちなみに私は受講生として11年。
ナゼこんなに続いたかと言えば、ずっと声が変わり続けるから。インストラクターとなった今も声は変わり続けています。

ノド、声帯は筋肉です。
筋肉は何才からでも、使うと応えてくれて変化が起きる。だから飽きっぽい私もこんなに続いているのだと思います。

ちなみに歌うことは、また別に勉強し続けています。一昨年はワンマンライブを出来るくらい、なんとか歌えるようになりました。

私の強み

私の強みは、人並み外れて出来なかったこと。
私でも出来たのだから、大抵の人は出来ると思うし
大抵のつまづきポイントは通過してると思います。
それが強み。

声を超えて

ボイトレなので、もちろん本来の声が出せるようになって欲しい。

でも、それだけじゃなく
声を出すことで本来の自分に戻って、イキイキ楽しく生きる大人が増えて欲しいなと思っています。

このパンデミックの3年で人のカラダは相当変わってしまいました。そことどう向き合って声を引き出すか?
これからはより、カラダに寄り添いながら声と向き合うことになりそうな気がしています。


こんな私ですが、noteやリアルで
お付き合い頂けると嬉しいです。

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さあ、自分に戻ろう!

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