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断つ。

朝、普段は5分毎にアラームを鳴らしているが、今日は目覚まし時計のみ。二度寝は1人暮らしの私にとっては死だ。その緊張からか目覚ましが部屋に響いた瞬間に覚醒した。
「後の矢を頼るな」そんな諺か格言があった気がするが、今の私はそれを調べる手段がない。

駅への道中で、今日は音楽が聴けない事実に気づく。イヤホンをせずに電車に乗ったのは間違いだった。
苦しい、暑い、痛い、あらゆる負の感情が体力をごっそりと持ちさる。これはまずい。急いで鞄をかき回すと、音楽アプリを使い始めてから眠っていたアイポッドを見つけた。目を閉じて流れるリズムに集中すると平穏が訪れる。どうやら音楽は、満員電車から私を守っているらしい。アイポッドが流したのは中学生の頃夢中になっていた曲。懐かしい友人に再会したようだ。

まだ起きてから3時間しかたっていないが字数が来たので起動させよう。とても不便だと感じたのは私があれに依存しているからなのか。

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お読みいただきありがとうございます。


講義で、400字の作文を書くという課題が出ました。題材は「   」。これについて書いていれば、評論でも小説でもエッセイでもいいとのこと。「   」が題材なので、多分9割の学生が「   」について書いていると思います(当たり前!)でも、私はひねくれているので、あえて「   」を一度も登場させずに書くことにしました。これはそんな1日の冒頭です。


「   」の中に何が入るのか、ちゃんと伝わる文になっているかドキドキしています。




それにしても、400字って本当に短いですね。下書きの段階で600字以上あったのを、削りに削って今は400字ぴったりです。削りすぎて失血死するかと思いました。

それではまた。



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