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Pay It Forward|できることあるかな

うちは天保元年創業の餅屋です。

と言うと「え?おもちゃ屋さん?」ってだいたい言われます。
お餅です、っていうと「え?お饅頭屋さん?」

いやいやいや、「餅屋」ですよ。
「餅は餅屋」の「餅屋」です。

ここまでくるとアンジャッシュの小島さんの気持ちが痛いほど
分かります。

うちのお店は江戸の時代から「お伊勢参り」に使われた街道沿いに
あります。

子供のころからお休みの日やお日柄の良い時、お盆やお彼岸、
年末とお店の手伝いをしておりました。

その頃はお店は本当に忙しくて、年末などは除夜の鐘が鳴っても
お餅を配達していたほどです。
(鈍くさいからではないです)

私は一時期海外に住んでいて、二年ほど日本に帰らない時期がありました。

その年、年末に私がいないことで、高齢の母エイミー(と私は呼んでいます)と弟が二人で無理なく出来る量にするため、結構ご注文をお断りしたのです。

数年後から年末に帰国するようにしましたが、一度お断りしたお客様は
戻ってこられません。

それに比例するように普段のお客様の数も少なくなってしまいました。

それから数年して日本に戻ってきましたが、お客様は戻らないまま。

責任を感じて「何とかしなければ」と思った私は、SNS効果でお客様が倍増
したお店があると知り、インスタを始めたのです。

最初のうち、フォロワーさんも増えず、お客様が増えるわけでもなく
日々が過ぎていきました。

そんなに上手くはいかないか、と半ば諦めかけた頃に
大革コウさんがうちのお店をインスタで紹介して下さったんです。

それをきっかけにどんどんフォロワーさんが増え、
「大革さんのインスタで見ました」というお客様が来店して下さるように
なりました。

私がうれしかったのは、そのことで家族に元気と笑顔が戻ってきたこと。

その後も徐々にお客様は増え、完売する日まで出てきました。

大革さんにお礼を申し上げたいと何度も思いましたが、
下の記事にもあるように身バレしないようにしてらっしゃるので
かえってご迷惑と思い、何か出来ることはないかと考えました。

ずいぶん昔に「ペイ・フォワード(Pay It Forward)」という映画が
ありましたが、それを思い出しました。

誰かに何か良いことをする。良いことをしてもらったら別の人に
良いことをする。それがどんどん連鎖していく、というお話。

なので私は大革さんにお返しするのではなく、他の人になにか
出来ないかといつも考えるようになりました。

大革さんに何かお返しをするのは諦めましたが、大革さんが
ラジオ配信をされているのを知り、毎回聴かせて頂いてました。

それはただただ面白かったからなんですが、大革さんはまた
ずっとラジオを聴いてくれたから、とインスタ、Twitter、noteでも
うちのお店を紹介して下さったんです。

どんだけ良い人なのか。

私はだれかに何かできることがあるだろうか。

私は今、ウェブライティングの仕事をしているので、今後は勝手に
色んなお店の紹介記事をこちらに載せていこうかな、と考えています。

それで恩返しが出来るかはわかりませんが、誰かが喜んでくれたら
うれしいなあ、と思っています。

みなさん、是非スタエフの大革さんのラジオ配信を聴いてみて下さい。
声フェチの私はいつも大革さんの声を聴くとおねむになります。

そしてもし三重県松阪市にいらっしゃることがあったなら
「福德餅本店」にご来店下さい。
保存料とか入っておりませんのでお取り寄せできませんが、安心して
召し上がって頂ける餅菓子を販売しております。
どうぞよろしくお願い致します。

My family business is Japanese sweets shop in Matsusaka in Mie Japan.

It was deserted for a long time.

I had to do something, so I started Instagram.

Because it was also my fault, too.

It didn't go well at first, but one day Mr. Ookawa introduced my store on his Instagram account.

After that, customers started coming day by day.

I cannot thank Mr. Ookawa enough.

I am reminded of an old movie called "Pay It Forward".

I'd like to do something good for someone like this movie or Mr. Ookawa.

Everyone, please listen to "Stand FM".

Mr. Ookawa's voice is so good.

And please come to Fukutokumochi when you come to Matsusaka one day.

I'm looking forward to seeing you.


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