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僕にとってのブックオフ

ブックオフ行った事ありますか?

「ブック」というくらいなので、本がたくさん置いてあるんですが、中には洋服や食器が売ってあるところあるし、きっとほとんどの方が知ってるお店ですよね。

僕は古本屋としてのブックオフを一人楽しんでいます。

僕は、新しいものより使い古されたものが好きです。古道具屋さんなんかは大好物です。いつか、自分も古本、古雑貨、古◯◯を扱うお店をやりたいです。

古雑貨が好きになったきっかけ

鹿児島にいた頃、ある方が古道具のお店をオープンさせました。今はもうありませんが、僕は学生ながらそこのお店に入り浸ってました。店主が好きだったから。店主の語る民藝や古道具、建築、音楽、カフェ…いろんなことが僕にはキラキラしてたんです。

古雑貨が好きになったのも、今持ち合わせている美的センスやそういった知識、意識の持っていき方なんかは、ほぼそこの店主の影響を受けてます。


ブックオフで試されるセンス

その先輩とよく行ってた(そんなに行ってないかもだけど、印象にすごく残ってる)のが「ブックオフ」です。荒田店だったかな。

よくお店を閉めた後、夕方に行ってました。

お店に入ると店内を物色。2人別行動です。

店主はお店で売る本を探すのが目的だったと思います…もちろん自宅用としても買ってたと思うし、自宅用をお店に並べたりすることもあったと思います。

タイトル、装丁、内容…総合的に判断して、センスの良い本を見つけるのがミッション。

「すみへい、何買った?」

「これです」

「ん〜センスないなぁ」


「センスいいね!」と言われた記憶がほとんどありません。

「いいねぇ!」と言われた時はめっちゃ嬉しかったなぁ…。

その時間が僕にとってものすごく楽しい時間だったのは言うまでもありません。

僕にとって「ブックオフ」はセンスを試される場であり、遊び場でした。

古本屋って安いじゃないですか?
だから、たくさん買ってもそう痛手にならないわけですよ。新しい本だと買うのためらうので、古本屋ってとこがミソなんですよね。

自分で決めて買う!なんでそれを選んだか伝えるために短時間でざっと本を読んで要点をまとめる。そういう“思考の訓練”とかまずやってみる精神を培っていたのかもしれません。深読みかもしれませんけど。



今も時々ブックオフに行っては一人で遊んでます。

僕が選んだ本を査定してくれる方はいないし、センスは伸びしろ十分…まだまだですが。

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