【教員妻の夫観察日記】#3体育祭と学級経営
毎日暑かったり寒かったりで大変ですね。
皆さま、体調にはお気をつけください。
昨夜、これからの季節の夫の灼熱通勤が気になり、首に巻くひんやりするもの(名前がわからない)を買い与えたところ、
「暑い季節になると妻は優しいよね」
と言われました。
確かに私は日々、学校で体力を使い果たしソファで寝落ちしている夫を容赦なく叩き起こし、風邪っぽいと言う夫に「体力なさすぎ〜」と怪訝な顔をするとんでもない妻なのです。
が、やはり夏の部活動を始め、過酷な労働環境になりやすい季節は私も警戒します。
子どもたちの体調に異変があったとき、教員自身が体調を崩していては救護できませんしね。
導入が長くなりましたが、今回は体育祭と学級経営のお話。
春の体育祭シーズン真っ只中ですが、夫は体育祭に向けてこのように子どもたちに話をしたそうです。
まず、体育祭に取り組むにあたって最も優先してクリアしなければいけない課題。
そして、そのうえで次に大切なこと。
最後の課題がこちら。
改めて文字にすると当たり前のことなのですが、体育祭という団対抗の勝負事行事ともなるとついつい③に力を入れたくなるところ。
しかし、夫は①→②→③という優先順位をつけ、子どもたちの指導にあたったそうです。③がクリアできずに負けてしまうことがわかっていてもそれを貫いたのだとか。
夫曰く、これは学級経営にも応用できるルールなのだそう。
①は、大きく言えば校則。また校則に限らず、子どもたちが学校生活を送るうえで必要な規則もそれに当てはまるでしょう。
②は、言わずもがな、怪我なく安全に学校生活を送ることに当てはまります。
③は、子どもたちそれぞれの自身の目標やみんなで決めた学級目標、そして学校全体をより良い場所にすることに当てはめられます。
新学期の子どもたちに「どうしたら良いクラスになると思う?」「学校ってどうしたらみんなが楽しく成長し合える場所になるのかな?」と漠然とした課題を与えてもなかなかうまくいかないでしょう。生じた問題をみんなで解決する際も然りです。
上記のような①〜③のステップを経た取り組みをすれば、子どもたちも成功への道筋がイメージしやすくなります。新学期最初のビッグイベント、体育祭でその経験をさせることはその先の学級経営、学校経営に大きく役立つでしょう。
5月を過ぎると、良くも悪くも学級の緊張感も緩み、少しずつ学級の問題が発生してくるといいます。体育祭を乗り越えて一安心、ではなくここからがいよいよ教員の腕の見せどころ、なのかもしれません。
毎年夫はこの体育祭シーズン、こんがり日焼けして帰ってきます。今年はきれいに鼻のあたまだけ日焼けして帰ってきました。
「季節外れの真っ赤なお鼻のトナカイ🎄」
となぜだか夫は満足げでしたが、シンプルに変です。
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