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不登校の対応「お口チャック」の次に何をすればいい?

不登校に悩む親御さん、こんにちは。
私自身も同じ悩みを抱えている一人です。
今日は子どもへの小言を我慢していしまういわゆる「お口チャック」について、その後の対応と、私たちが取り組むべきポジティブな対策についてお話しします。

言いたいことを言っていいわけではない

不登校の子を持つ親として、つい子どもに対して言いすぎてしまうことがあります。その対策として(自分に)「お口チャック」をしてしまうでしょう。
この行動は、親として子どもに寄り添っている素晴らしいものと考えられます。しかし、単に「お口チャック」で親が我慢するだけでは、子どもをさらに追い込む結果になるかもしれません。
そこで次の行動を考えてみましょう。

子どもの行動の捉え方を変える

不登校に対する私たちの第一のステップは、子どもの行動の捉え方変えることから始まります。これは、子どもの行動を否定的に見るのではなく、その中での小さな努力やできていることを見つけ出すことが重要です。

親の我慢がもたらすネガティブな影響

私たちが「お口チャック」で感情を押し殺してしまうと、そのネガティブな感情は解消されず、蓄積していきます。
これは、私たちのメンタルヘルスを悪化させ、結果的には子どもへの接し方にも影響を与えます。
これでは根本的な解決にはならないのです。

解決方法:ポジティブなアプローチ

では、このような状況をどう改善していけば良いのでしょうか?
以下のアプローチが有効です。

  • その行動の良い所を見つける:子どもができたこと、たとえそれがトイレに行くことだけでも、ポジティブに捉えましょう。

    • トイレに行った→100点満点!

    • 朝食を摂った→1000点満点

    • 朝食を残さなかったらもう1億点!!!

もしも親に反抗してきたらもう1兆点ですよね。
やった!自立を始めている!不登校の終わりは近い!って小躍りしましょう。私だったら赤飯を炊くかもしれません。
でも「ようやった。1億点!」などと口に出して言う必要はありません。
まずは、親のメンタルヘルスを向上させることが目的ですから。

私たちは出来ないところを探している

私たちは「出来ていないところ」を探しがちです。
そうではなく「できているところ」を探すに変えるだけなんです。ギリギリできていればいいんです。
これだけで「お口チャック」のいらない日々がやってきます。
お気づきでしょうか。感情で評価するのではなく「行動で評価」をします。
じつはこれ、全国の自治体などで行われている褒め方のテクニックなんですね。
私たち親は、子どもの行動からポジティブな行動を認めることで、自身のネガティブな感情の変容ができるはずです。

まとめ

子どもの不登校問題は一朝一夕に解決するものではありません。正直なところ長期戦です。
1日でひいた風邪は1日では治りません。
1年かけて不登校になったなら、2〜3年かかる気持ちでいきましょう。
親としても、自分自身のメンタルヘルスに気を配りながら、子どもの成長を支えていくことが大切です。
一緒に前進しましょう。

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