薬物依存リハビリ〜珍道中〜2

 伝わるやつには伝わっちゃう話をしたところで、続けます。

 で、頭と体がバグっちゃった俺は、父親に助けを求めたんだ、ハーブを買う2000円を借りるために父親に会った時僕は「おとん、俺はもう自分の力では薬を辞めることはできない、助けてほしい」ってね。
 それから別の記事に書いたイカれた入院生活をしてついにリハビリ施設に着いたんだ。

 そこには30人ほどのポンコツどもがひしめいてた。本当に言葉では伝えようもない異様な雰囲気のところだった。
 空港に着いてその施設の人と、病院から同行した施設の人間が挨拶を交わし、俺を紹介した、その施設では本名は使われず代わりの名前を決めてその名で呼ばれることになる俺は『本名』でいいと言ったが出来れば違う方がいいと言われた、だから俺は『おん』って名前にすることにしたんだ。

 まず最初に荷物チェックがあった、まぁ当然するだろう。まず携帯、身分証、現金を手元に置かせてはもらえない。薬物を止めるためにきたんだから、逃げれないように、シャバと連絡を取れないように、それらを預ける。
 携帯を繋げていなかったから、ウォークマンとして持ちたいと言ったら「Wi-Fiにつなげれ連絡を取れるからダメだよ」と言われた。まぁそりゃそうか。
 そしてそれが終わると寮に連れていかれる。
 ボロいアパートのマンションの一室だった。
 間取りは3DK。ちなみに薬を止めている期間を『クリーン』とゆうらしい。これは長いほどその施設などで信用がついていく。
 マンションの部屋には一部屋にスタッフのような人が2人、あとのふた部屋は3人づついた。
 一つの部屋には新人『新しい仲間』とゆうらしい。それが俺を含めて2人。そいつは俺と同じ歳だった『カール』とゆう名前のそいつは明らかに弱ってた、カールに俺はどこから来たのかと聞くと〇〇との事。俺はシャブだと思ったがなんか違う。シャブ?と聞くとペーとの事、ペーとはヘロインの事だ。
 それでか、やけに気だるそうで生気がなく立ち上がる気配すらない、とにかく弱ってた。俺は知り合いにヘロインでやられた奴があまりいなかったので興味津々。
 なんでここにきたか聞くと刑務所から来たとの事、え、パクられたの?日本の警察がヘロインでへろへろの奴をきちんと対応できるとは思えなかったので聞いた。
 「禁断症状みたいなのが桁違いらしい」
 「あまりにきつすぎて自殺すらできないらしい」そんなイメージだった俺は留置に入れられた時はどうだったのか聞くと「思い出したくない」との事www
 そんなに⁉️バカウケる。
 彼は室外機をパクろうとしてなくてヘロヘロで走れず持てずでパクられたらしい。
 なんでこんなジャンキーどもは面白いことを思いつき尚且つ行動に移すのか。
 俺は今でも全く走れそうにない彼に悟られないように心の中で爆笑した。多分相当ニヤついてたんだと思うけどね笑笑
 さらに彼は処方薬漬けになっており、何種類もの安定剤や睡眠薬を投与されていた。
 12種類全部で20錠近く一日中それによってヨレでたんだ。
 

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