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歴史が息づく山/霧ヶ峰_毎日新聞

毎日新聞朝刊に隔月連載している「わくわく山歩き」(2019年1月~)は、日本の山のなかから毎回1座選び、紹介するエッセイです。その山にまつわる私個人の思い出や、登ったときの印象も織り込んであります。
noteでは、各回の編集後記のようなもの、本編の紹介を記していきます。

2019年8月5日に紹介したのは、長野県にある霧ヶ峰です。
夏に家族で出かけるのにピッタリと思い、紹介をしました。
乾いたそよ風、清々しい緑、高山植物……どれも「夏休み」そのものです。

木道など登山道も整備されおり、子ども連れでも歩きやすいです
高山蝶アサギマダラもやってきました

秋や冬、春の季節もそれぞれに魅力があります。
いつぞやの秋、ガイドツアーに参加いただいている方々にお誘い受けて、観音沢からアプローチしたこともありました。かねてからとっても行きたかった旧道です。観音沢沿いの道をたどっていくと、旧御射山社にどんぴしゃ至ります。古くから人が通った跡形が、あちこちにありました。

屏風岩には、千手観音や千手観音菩薩などが彫られています
観音沢には美しい森が広がります
やがて旧御射山社の正面に至ります

雪が積もると、また違う雰囲気になります。
冬枯れで地形が顕著に現れるので、桟敷などの様子がよくわかるのもオモシロイです。御射山では鎌倉時代に流鏑馬が行なわれており、全国から武士たちが集まったそうです。その時、山の斜面を使って桟敷を作ってあったそうです。どの位置にどの地域の武士が座っていたかなどの資料も残っています。

冬は一面真っ白となり、見晴らしもよくなります
旧御射山社にも雪が積もります
桟敷の様子がうっすらわかります
冬枯れになり、雪が積もる前にもうっすらわかります


新聞に載せた写真は、物見岩です。ここからの展望は素晴らしいです。
季節を変え、ルートを変え、何度訪れても味わいのある山です。

新聞記事(本編)「歴史が息づく山」は、コチラで読んでいただけます。
「わくわく山歩き」バックナンバー2019年1月~2020年3月 →コチラ
2020年4月~現在 →コチラ

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