せんせい
中岡 始さんの記事「最大の推しは……メガネ男子」を読んで、少し妄想してみた。(すみません)
「妙子ちゃん、このプリントみんなに配ってもらえるかな?」
「は、はい!わかりました」
生徒に大人気の先生、私のクラスの理科を担当しているのは新任の男性教師だ。まだ若くてとても優し。
そのイケメン先生に頼まれ、つい、うずった声で返事をしてしまった。
「えーと……じゃあこれとこれを……」
そうして全員に行き渡ったのを確認してから再び先生の方を見ると、先生こちらを見て微笑んでいた。
(なっ!?)
その瞬間、胸がドクンッと高鳴り顔に熱が集まってくるのを感じた。
(な、何よあれ?なんであんな優しい笑顔を向けるわけ?)
クラスの男子なら何も思わないけど、なぜかあの先生の顔だけは直視できなかった。
「はい、それでは今日も一日頑張りましょう!」
チャイムが鳴り、授業が始まる。
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