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自分探しも、受験勉強のうち。

 こんばんは、スミレです。
 今回は「#受験体験記」というお題に沿って書いていきます。

 私が語れるのは、専門学校を総合型選抜で受験した話です。

 受験勉強と聞くと、真っ先に思い浮かべるのは国語とか数学とか英語とかのテストだと思います。あとカロリーメイト。
 私はそっち系の受験勉強はほとんどやらずにここまで来ました。中学生の時は不登校になっていたこともあって授業には置いていかれ、北辰テスト(埼玉県の中学生向けの模試みたいなやつ)すら一回も受けたことがありません。

 ですが受験勉強は、それだけではないと考えています。私は総合型選抜に挑むにあたって、上記のタイプとは違う受験勉強を体験しました。
 面接練習もそのうちの一つではありますが、私が最も重要だと感じたのは、志望理由書の書き方講座です。

 今となってはうろ覚えの知識になりますが、要は受験先の学校が提示しているアドミッションポリシーと自分がいかにマッチしているかをアピールできた者勝ちです。
 例えば獣医になりたいとして、過去に何があって獣医を志したのか、今やっている獣医になるための努力はなんなのか、その学校にあるどの特徴を欲して志願したのか、卒業後はどんなふうに活躍したいのか……みたいにストーリー仕立てで書いていくといい、と教わりました。

 これがなぜ重要なのかというと、「覚悟が決まる」からです。

 自分にしか書けない、説得力のある志望理由書を書き上げるのはとても大変です。自分自身と対話し続け、納得のいく答えを見つけて、それを読み手に伝えなければいけないのです。
 その過程で「この進路は、本当に自分のためになるのか」「本当にこの学校・学部でいいのか」「他にもっとピッタリな進路があるのではないか」「なりたい自分とはなんなのか」……徹底的に考え抜くフェーズが来ます。

 超つらかった、だって誰も正解を知らないんだもの。

 それでも考えて、考えて、考え続けて。しかも学費や学校までのアクセスなんかの条件も忘れちゃいけなくて。人によっては親元を離れて一人暮らしするかもしれなくて。
 考えて、考えて、考えて……。

 不安はあっても迷いはない、そんな境地に至ってようやく志望理由書は書き上がります。

 たかが作文、なんて思っていたら痛い目見ると思います。

 他の受験方法を考えている人も、就職を考えている人も、「覚悟を決める」タイプの受験勉強はした方がいいと思います。
 先生曰く、総合型選抜を攻略するための授業だったが、とある先輩は「自分の夢は就職する方がピッタリだ」と方向転換したそうです。

 受験勉強とは、テスト対策だけではなく、自分の生き方を考えることでもあるはずです。私は自分探しの方に全力を注ぎすぎて、受験勉強をしたという意識がほぼないです(笑)。

 そう、私はカロリーメイトのCMのアレを全く体験せずにここまで来ています。中学生の時も、高校生の時も。

 特に中学生の時はネガティブ思考を極めていた時期なので、通信制高校に進むのは一種の逃げとも考えていた節があります。
 今はそんなこと微塵も思ってないです、あれです、「後悔」にしないように頑張ったってやつです。

 私が体験した受験もそう。周りが参考書と睨めっこしている横で作文してたり、志望の大学を決めかねている人の横で私は夏休み明けには合格が決まってたり……まるで自分が頑張っていないように感じられることがありました。

 でもそれは自分のために選んだことだし、より自分のためにできるように工夫し放題でした。
 生活リズムを整えて、家族ともたくさん話して、友達や後輩ともよく話せるよう意識して、セルフケアでは足りないと精神科医の手も借りて。

 おかげで今は、迷いなんか一切ないし、不安よりも楽しみが勝っています。
 周りとは違う動きをしていることは、やっぱり気になります。それでもあくまで最優先は「自分が自分の1番の味方になること」、それを貫いた結果です。

 以上が、私の受験体験記になります。誰かの参考になれば幸いです。……尻切れトンボ感ある記事になりましたが、今日はこれが精一杯です、ご容赦ください。

 ここまで読んでくださりありがとうございます。

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