結局は自己憐憫なんじゃないか。

私自身の亡くなった母親は、大きく間違ったこともしなかったけれど、単純に性格が合わなかったからそんなに好きじゃなくて葬式でもたいして泣けなかったし、なんなら未だにうっすら恨んでいたりするんだけれど。

それがあるから、娘ももしかしたら私の事を同じようにそんなに好きじゃなくて、だから一人でさっさと逝ってしまったんだとしたらと考えるとたまらない気持ちになる。
そう思う自分が凄く勝手だし、結局は娘に良く思われていなかった自分かわいそうで泣いてるのかと思うと自分で自分が情けない。

……うん。
もうどうやったって本人に訊くことは出来ない。
私があの子について流す涙は結局は子に捨てられたことに対する自己憐憫なんじゃないか。

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