夢で逢えたら(三回目)

久し振りに、娘が夢に出てきました。
どうやら、やはり、夜がっつり寝た時よりも昼寝、転寝の時の方が夢って見やすいようですね。


今回は、庭に出てしまった猫をなんとか回収して家の中に離したら、またリビングの掃き出し窓から出ていきそうになるのを娘が捕まえてくれました。

それが、すごく良い顔をしていて。
明るく、健康そうで、成人してからこんな顔したことあったっけというくらい。変な話ですが、幸せそうな顔をして、捕まえた猫を抱いて微笑んでいました。

私が「ありがとう。どこ行ってたの?」と聞くと
「おとんと散歩してた。この三日ほど帰ってきてたんだ」
この答えを聞いたときに、遅まきながら娘も、そして彼女が抱いている猫も、もうすでにこの世にはいないことに気づいてしまいました。
でも、気づいたことを娘に悟られると、帰ってしまうかもしれないと思い、抱きしめたいのも我慢して普段通り振舞おうとしたのですが、もう感情が抑えられなくて号泣してしまったところで目が覚めました。
覚めかけるときに、ああ、どうせ夢なら変な我慢せずに抱きしめたらよかったと思いました。

夢に出てくれると嬉しいけれど、覚めた時は普段以上に苦しくなってしまいますね……。
今度「里帰り」してくれるのはいつかなぁ……。

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