ないものねだり

羨ましがりのないものねだりなのはわかっているのだけれど。
書いたものとか作ったものとか、あの子は何も残してくれなかった。
あの子の言葉、あの子の意思がもっと欲しい。

書いたものといえば、ほとんど未使用のメモ帳に「母 パスワード」と、私のスマホのパスワードが拙い字で書いてあるものだけだ(私に何かあったときのために教えておいたもの)

悪口でいいから、日記なり遺書なり残してほしかった……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?