かけ AI(あい)実験室へ、ようこそ。
子供達の夏休みが始まりましたね。夏休みの宿題の一つで悩ましいのが読書感想文。実は、今、ライターとして文章を書く仕事をしている私ですが、その後に待ち構えている読書感想文が嫌で嫌で、本を読むのが嫌いになってしまったこともありました。本を読むこと自体は大好きだったんですけどね。今回、同じような読書感想文に苦手意識を持つ小学生がChatGPTを使って読書感想文を書いたら、どうなるか?実験をしてみます。
では、後で紹介する魔法の呪文(プロンプト)を入力して、クリック!…と。すると、あら不思議!1分もかからず、こんな読書感想文が出来上がりました!(一切、修正なし)
もう一つ、試しにクリック!
すごいですね~!
ほぼ普通に書いたのと変わりのない読書感想文が完成してくるじゃないですか。ちょっと手直しや整えは必要だけど、7割ぐらいはできてきています。使用したのは青少年読書感想文全国コンクールのホームページに載っている情報だけ。
読書感想文全国コンクール公式サイト (dokusyokansoubun.jp)
使った魔法の呪文(プロンプト)は次の通り。
『』の部分に読みたい本のタイトルや内容をコピペして、後はChatGPTの実行ボタンを押すだけ。より良い内容にしたいなら、魔法の呪文(プロンプト)の『(感想)』部分に「変だと思ったこと」「へーっと思ったこと」「やってみたいと思ったこと」などを記入。さらに『(気付き)』部分に「自分ならこうする」「反対のことをした時の物語の展開はこうなりそう」「自分の体験と重ねてこんなことがあった」などの単語を思いつくままに追加すると、よりオリジナルな読書感想文が出来上がるでしょう。
本は楽しいし、考えるトレーニングになるし、ちょっと賢くなれた気がするので、たくさん読んだ方がいい。でも、読書感想文が苦手で本嫌いになるくらいだったら、ChatGPTを使ってちゃっちゃと済ませてしまうのも一つの手。大切なのは『』の部分に何を打ち込むか、それを考える発想力だと思います。
「かけAI(あい)」実験結果
ChatGPTはほぼ問題なく、読書感想文を書ける。
考察
ということは、これからの世の中は「文章を書く能力」よりも本からどんな「発想」を得られるかが重要なスキルになる。読書感想文を書くよりも1冊でも多くの本を読み、その「発想」を一文でアウトプットする能力を養う訓練が必要になってくるだろう。