たいとる

セルフリノベーションNo.07 内装装飾編②

さて、装飾編の後半です。
前回は壁と天井をやりましたので、今回はタイルやフローリング等の床をやっていきます。

【タイル】

全面フローリングもいいんですが、キッチンや風呂場等の水回りや玄関はそうはいきません。みんな大好き無垢フローリングは水にとっっっても弱いんです。全部フローリングでもつまらないですしね。
てわけで、玄関とキッチンの床はタイルにしてみました。

本当はタイルを貼る前というのは、墨ツボを使ったりして水平をきちんと出すのですが、この家は水平垂直という概念を喪失して久しいので現物合わせで仮置きです。
さっくり置いてますけどここまでに2週間とかかかってます。めっちゃがんばってます。

タイルの切断は02の工具編で少し触れた通り、ディスクグラインダーです。
5000円くらいのタイル用の刃を使っておててがもげるかと思うくらい切りました。
次はタイルカッターを使ってみたい。。。。(地味に高い

多少曲がっていても、目地を入れれば全然気にならないということも学びました。いい感じです。どんどん適当になっていきましょう。
楽をしてそれなりに見栄えよく生きていきたい。(できそうもない

玄関もこんな感じです。いいんではないでしょうか。


タイルの接着剤には主に2種類あります。
セメント系と樹脂系です。

セメント系のはなんかこう、水を加えて練ると固まる粉のやつです。
建築科だとセメント、コンクリート、モルタルについて試験で書かされたりするみたいですね。興味のある方はググればすぐでてきます。砂とか砂利とかなんとかかんとか。

タイルを貼りたい下地がコンクリとかだとセメント系の接着剤でいいのですが(下地が水分を吸収するのでプライマー等の対策は必要。レンガ同士の接着なども同様。結構難しいです。)
下地が木とかボードですとセメント系では当然くっつきませんので、大人しく樹脂系のものを使いましょう。いっちゃえばボンドです。ボンドでくっつければいいんです。

薪ストーブ裏の熱保用にくっつけたタイルです。
タイル用の粘性の高いボンドを使っています。
ボンドが強力とはいえ適当に張り付けすぎです。
多分養生テープしか余っていなかったんでしょうね。。。

そこそこかっこよくなったのでわしのセンスはやはり正しいなって思ったりしました。しっかりくっついています。
セルフなら全部自己責任だし、困るのは自分だけなので気楽なものです。


【フローリング】
ついにフローリングです。
今までずっとコンパネ改め構造用合板だった床がついに。
フローリングは無垢の桜です。予備も含めて30畳約55平米。約25万円也。
しっかりとした素材でなければいけないので、床材が一番高価です。

ネトフリのDIY番組では、学校の体育館の床材をもらってきて再利用していました。賢み。
床は部屋の印象をかなり占めるので、色々考えてみると面白そうです。
(無垢フローリングはリノベの鉄板ですが、無難っちゃ無難で意外性には欠けるんですよねぇ。

施工の開始です。端からやっていきます。
ここでしっかりまっすぐを作っておくのが大事です。
勿論壁がまっすぐであるはずがないので、端には少し隙間があります。
後から隠し木(巾木)を付けたりして誤魔化します。大丈夫大丈夫。
固定のフローリングビスは、頭がすっぽり隠れる小さい専用ビスです。
インパクトのピットも忘れずに購入しましょう。
十字のビスが使いやすくてよかったです。

どんどん貼っていきます。
箱に書いてあるカチコミとは隙間なく施工することです。
フローリングは水分で伸縮するので、ガッチガチに施工すると膨張した時にやべぇことになるのでやめてねってことです。
塩ビの板などで1mmくらい間を空けて連結させていきます。
あと、無垢のフローリング材はまじで本当にめっちゃくちゃに水分に弱いです。けば立って酷いことになるので、ワックスを塗るまでは汚れや水分がなるべく付着しないように作業をした方がいいです。
間違っても汚れたからといって、濡れた布巾とかつかっちゃだめです。(少しやった

無垢材そのままでは色味がなくてそっけなかったのですが、ワックスを塗ればこんな感じにしっとりします。
楽で効果が出る作業は楽しいですね。
使用したのはオスモカラーのクリアです。液溜りができないように薄くしっかり塗り込みます。

塗った直後はピカピカしてますが

乾燥すればこんなかんじに落ち着きます。
使いこめばもっと落ち着くはずです。
ワックスは年に1度くらい塗りなおして手入れするといいみたい。

ちなみにお風呂とトイレの床は耐水の合板パネルで仕上げてあります。
施工方法はフローリングとおんなじです。

壁との隙間はシリコーン。ちゃんと養生してやれば綺麗に仕上がります。
ちなみにここのbefore

なんというか、構造が変わっていないのに色でここまで印象が変わるのだから、人間ってちょろいもんですよね、ほんと。



あとはドアに3mmのベニヤを貼ったりしてなんとなくかわいくしたり。
(ラインカメラで撮ったやつしか残っていなくて、画質悪いです。ハズカシ。)

スイッチを新しい感じに変えたり

窓枠に木を付けてペンキで塗ったり

浮いてるなと思ったのでロッカーをペンキで白に塗ったり


*****

以上でとりあえず内装は終了です。
窓枠とかは木を打ちつけただけなので近くで見るとアラがすごいですが、パッと見はいいです。
そんな気楽さがDIYのいいところですね。製品じゃありえないおおざっぱ感。

てわけでどれだけ雰囲気が変わったかみてみましょう。

こんなもんですかね。
お風呂とか玄関前の壁はわかりにくくなるので消しています。

家づくりは面積が広いところは結構早く進むのですが、窓枠とか、中途半端に空いた隙間とか、そういう細かい部分の帳尻合わせが最も大変です。
実際は間に細々色々やってます。本当に色々やってます。


次回は家具をこさえたり設置したりして、ついに完成形お披露目です。
またね。

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