久々に書くものが愚痴っぽくなるのどうかなと思ったりもしたが、まあ、ちょっと吐き出したいので。

以下、全て個人の一意見です。

X（旧Twitter）を始めとするSNSの普及によって有名人と一般人の間の溝は良くも悪くも浅く、曖昧になっていったように思う。
となった時に（というか現在進行形だが）しばしば取り沙汰されるのが、有名人と一般人の「距離感」についてだと思う。まあ早い話、一般人の側はいくら距離が近くなったからって有名人を簡単に誹謗中傷してはいけないし、友人になれた訳でもないのだから交流するときは気を付けようねということだ。

だが、逆もある。

有名人たちは「知名度」という武器を手にしている。もちろん、それは悪いものではない。相応のリスクなりなんなりを背負って持っている、正当なものだろう。
だが、如何な理由があったとて、その「知名度」が暴力になり得るのだということはどうか理解してほしい、と個人的には思う。
一般人のふとした投稿と、有名人のそれはまるで違う重みを持つのだ。気軽な一つの投稿も知名度があればその分広く、早く拡散されるだろう。ファンであればそれに同調するだろうし、逆ならば否定的な意見が噴出することもあるだろう。望もうと望まざろうと、そうした反応は彼らの発言とは切っても切り離せない。
だからこそ、不用意な投稿はしない、という選択肢を常に頭の中に置いておいてほしいのだ。
例えば一つの投稿が他者に言及した時、その他者が彼らほどの力を持っていなかった時、果たして彼らに自らの影響力によって生まれる人々の反応を制御できるのか？
不可能だろう。
彼らの発した言葉は急速に広まり、ファンの間ではその内容は肯定されるだろうし、逆であれば眉をひそめられるだろう。対象が彼ら自身であればまだ自己責任と片付けられることもあるだろうが、それに晒されるのは唐突に言及された側だ。
それは、彼らの「知名度」という武器でもたらされる暴力に他ならない。
一般人とは、有名人とは。そもそもその境界が何処にあるか、現代においては難しい話ではあると思う。だかしかし、だからこそ、影響力を持つ人々は今一度自らの持つ武器の恐ろしさに目を向けてほしいと思わずにはいられない。