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ネットとの「間合い」を意識する

びっくりすることに今年に入って一回も更新してなかったんですね。note。

昨年から何度か書こうと思った出来事があったのに結局書かないままになってしまっていました。

これにはいくつか理由があって、昨年後半より多忙というより日々の問題がありすぎて、ネットに書けないことの方が多くて、その取捨選択を判断する気力が出てこなかったのです。

あとはpixivfanboxのほうが有料かつ閉鎖サロンだったので(現在は終了)優先に書いていました。そちらも書ける範囲には気を使ってたのですがやはり拡散しないと分かっているほうが気が楽で。


昨年末に週刊連載「B-TRASH!!」のほうが終了し、その裏側でかなりの心労があり、今年はネットとの付き合い方を考え直すことにしました。

ネットで有用な情報を入手するためにはその何倍も無用な情報、もっと言えば有害な情報を目にする機会が多く、時間を奪われる損失の方が大きいのではということです。

当初は自分が知らなかった情報や面白いこと、TVでは流さない話などを知れるなど利点も多かったのですが、デマやウソの拡散と知らずに加担しないよう注意を払わねばならず、何よりそのような情報の真偽に関わらず、強い言葉に感情を揺り動かされる疲労そのもののマイナスが何より大きいと感じたのです。

特に児童虐待系の詳細は事実であっても頭に入れたくない。存在することから目を背けたいわけではないがやりきれなさに心が保てない。特に自身の心が疲労しているときに怒りの同調を求める告発や罵り合いに近い論争も目に入れるだけでダメージが大きいことを痛感しました。

そして、面白いものを紹介してもらったところでもはや全部知ることは不可能、誰かが紹介してくれたものなんて基本全部面白いんです。世の中にある知らないものはだいたい面白い。しかし時間は有限。面白い存在を知ったせいでそれを知らないことを知ってしまう無用なストレスを生んでしまう。


あえて知らないことを作る、情報が届かない適度な距離を保つ必要がある。

このところツイッター断ちを宣言する方が何人か出たのも同様の理由だと思います。


しかし個人での活動をメインとするフリーランスにおいて、発信する場から完全に離脱するというのも自殺行為なので、ある程度の不便さを残した上で利用するという自己フィルターをかけました。

具体的にはブックマークやアプリからツイッターを外し、全部ブラウザ越しにすること。これだけで少しめんどくさいから二回に一回はやめます。

また見始めてもちょっとXボタンを間違うとログイン前になり元のページに戻れなくなるのでさらに情報を追うのを諦めます。

そのような感じでちょっとネットに制限をかけていたのですが、それによって浮いた時間を何に使ってたかというとアプリゲー沼と四年分貯まったコミック乱を読みふけることでした。鬼平と剣客商売最高。

あと鬼滅の刃を紙の本でそろえて家族で共有していました。漫画の力はまだまだすごいな。

これは連載終了から立ち直るために必要な儀式だと思っています。伊達にデビュー25周年、プロ20周年ではないのだよ。


また版権や契約に関して勉強する必要にせまられ、弁護士さんとやりとりする上でいかに自分が世間知らずのままこの年になったかを痛感しました。年末は悪夢で目覚めるほどのストレスが続きました。

今後は契約の切れた作品についてもネットで発表しながら次の展開に備えています。

その間いくつか仕事の話も進めており、久しぶりにスタンプを作ったり電子配信の作品をまとめたり、新たなプロジェクトとしてスケボーとのコラボ仮想通貨を使った配信実験に参加など、それなりに仕事としては向き合い続けていたものがそろそろ表に出てきました。

さらに水面下であれやこれや。やっぱり書けないことの方が多い。


そんな感じなので今後は個々の情報について発信しつつ、読んで下さる人にとっても何かしら有用になりそうな部分を抽出し、文章化することで自分の中からも整理する時間を設けたいと思います。

それなりに書きたいことや話したいことはたくさんあるけど、ただ書き連ねることだけではなく、もう少し漫画のことを勉強し直して何か意味のあるものにしたいなと思っています。


今後とも個人活動と企業との活動を並行して勉強していく所存です。

よろしくお願いします。



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