Natsumi

広く果てない想像と、目の前にある確かさと。

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最近の記事

海のような人に

今日蔦屋書店に行って、永井玲衣さんの『水中の哲学者たち』を読み直していた。やっぱりとても素敵だった。 そして最近読んだこちらもとても感動した。BossBさんの『宇宙思考』。人として大切にしたいことを明文化してくれて、しかも宇宙の視点で論理的に説明してくれていて、圧巻。こんな内容を書ける人がこの世の中にいるなんて嬉しい。 宇宙といえば、今日会った友達が、「太陽みたいな存在になりたい」と言っていた。太陽は、自分で自分のエネルギーを作り出している恒星。熱いエネルギーの塊。太陽が

    • 過去さえも変えていけるのかもしれない

      社会人になって2年と5ヶ月が過ぎた!早いもので25歳。 自分の好きなことや心が動くことのみに突き動かされていた大学生の時は、自分が黒いスーツを着て、決められた時間に出社して、決められたことをするなんて、絶対にできないと思っていた。だから就職活動も、社会人になることも遠ざけたかったのだけれど、それでも「社会」を知りたい、飛び込んでみたいという気持ちがそれに勝り、自分なりに就活をしてみた。その結果、行きたいと心から思った会社は1社のみ。たまたま、ウェディングの会社だった。そこに入

      • 「歩くことの楽しさ」を教えてもらったこと、可愛くて小さい材木座のこと

        2024年4月3日 今から2年半前に鎌倉に来て、材木座住んで、大船に住んで、今はまた別の市に住んでいる。2年ぶりくらいにnoteを開いたら、、、材木座に住んでいた時の下書きを発見した。昔の自分の頭の中や経験していることは今とは別人みたいで、面白い! ====== 私が11月からお世話になっている鎌倉・材木座のまちは、小さくて可愛い。 おじいちゃんとおばあちゃんがやっている、小さなパン屋さん。素朴な甘さに心があたたかくなる。 商店もいくつかある。風邪をひいてしまったときに

        • 海士滞在記①大好きなマスターとの出会い、そこにある公民館

          ふと、海士にいたときのことをよく思い出す。 思い出すのは、鎌倉での生活にすっかり慣れてきて、海士での暮らしが日常から遠い「記憶」へと変換されてきているからだと思う。 海士町がものすごく懐かしく感じられて、ちょっと寂しい。だから、断片的な海士町滞在記を気が向いた時に書いて残しておきたいなぁと思った。 海士町での日々の暮らしといえば、平日は朝8時に家を出て、シェアハウスのみんなで役場にいく。私は机に向かったり町に飛び出したりしながら、毎日地域通貨のお仕事をする。17時半には

        海のような人に

        • 過去さえも変えていけるのかもしれない

        • 「歩くことの楽しさ」を教えてもらったこと、可愛くて小さい材木座のこと

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          世界はもともと、多様にできている

          多様性ってなんだろう。 むかし、「人間も動物も植物も、全ての命は、ずっと昔を辿れば、海の中のプランクトンのような小さな浮遊物(?)から生まれた」と知ったとき、わけがわからなかった。でも確かに、この地球も太陽も、もともとは宇宙のチリだったということを考えてみれば、私たちも海の中のチリだったのかもしれない。と、ほんの少しだけ納得がいく。そこまで想像がぶっ飛ぶと、本能的に「気持ちわるい」と拒否感を持ってしまうゴキブリに対しても、「もともとは同じプランクトンだったのかなぁ」とちょっ

          世界はもともと、多様にできている

          好きな詩人の話

          大学で文学の授業を取っていて、「好きな詩人を一人取り上げてレポートを書く」という課題があった。私はそのおかげで、尾形亀之助という好きな詩人ができた。 好きな詩人ができるということがこんなに嬉しいことだと思わなかった。尾形亀之助。彼の生き様がたまらなく好きで、そんな彼の人生が凝縮された彼の詩が好き。 会ったこともないけれど、私が思う尾形亀之助は、静かに、ただそこに居る感じ。「静」なのに、その身体には沸騰しそうなくらい熱いものがふつふつと流れている。その熱を、詩の中で垣間見るこ

          好きな詩人の話