幕下筆頭・・・・栃丸を応援してみませんか?

幕下筆頭。

これほど辛くプレッシャーがかかる番付はあるだろうか。

たった一枚目、、いや東なら半枚目の番付の違いで

月給が100万以上の差。


月給100万強の十両に

あと少し‥‥

1勝勝ち越せば届く番付。




今場所その幕下筆頭には栃丸。

私はかれこれ5年間応援している力士だ。


栃丸の相撲は

とにかく突っ張り。

速射砲のごとく

回転のいい突っ張りで相手を圧倒する相撲が持ち味。

この突っ張りがめちゃめちゃうまい!

一発の力はそれほどないので相手もついつい受けてしまう。

しかし何発もどんどん放たれるので

知らず知らず、すこしずつ後退してしまう・・・

それに焦って前へ圧力をかけると・・・・

ズドン!!

引きを食らうのである。


この力の入れ具合、回転の速さ、そして引き、いなし。

どれも一級品だと思う。


しかし栃丸は背が低い・・・

腕も短い。

組まれるとほぼ勝機はない。


だからこそ、

組ませないように短い腕を

逆に武器として

回転の早い突っ張りに命をかけているのだ。


5年前彼を応援し始めたのは

私の後輩でもある「宇良」くんを倒してからである。

本割で宇良君に勝った5年前

最後の取組で照強に負け

6勝1敗になり、幕下優勝決定戦に。


決定戦では3連勝して優勝(決勝は宇良君であり、また宇良君が負けた)


十五枚目以内だっただけに

7戦全勝優勝なら十両に上がれたのだが

上がれなかった・・・・



そこから5年。5年の間に


栃丸が負けた照強は幕内に定着し

2回も勝った宇良くんは幕内で大活躍した後

一度大怪我で下がり

しかし不屈の闘志で

復活し幕内へ駆け戻った。


そんな長い長い5年間‥‥

栃丸も耐えに耐え

怪我もあり低迷した時期もあったが


ようやく5年かけてこの地位に戻ってきた。


この一年間の成績は

2020年 

七月 三十枚目 5勝2敗

九月 十五枚目 5勝2敗

十一月 八枚目 4勝3敗

2021年

一月 五枚目 4勝3敗

三月 四枚目 4勝3敗

五月 二枚目 4勝3敗

七月 筆頭 


幕下で一年間全て勝ち越し。


番付運があれば三月の時点であがれたかもしれないし

五月の二枚目での勝ち越しなら大概あがれるのだが

5年前のように運がなかった。


運はなかったかもしれない。

けど腐らずコツコツ積み上げての最大のチャンスを得た。


私は一芸に秀でた力士が好きだ。

この力士といえばこの技!

と言われる力士が好きだ。


回転の速い突っ張りなら

昭和では

天龍 や 寺尾がいた。

小さい時によくマネをして砂場で相撲を取った。

「寺尾の突っ張り!!!」

といって友達とよく相撲を取った。


栃丸が十両にあがれたら

回転の速い突っ張りと言えば

令和は栃丸よね!

と言われる関取になってほしい。


一番でいい。

多く勝ち越して

彼を関取にならせてあげてください。









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